2002年 6月2日 広島クラブクアトロ
Jon Spencer Blues Explosion
w/
KING BROTHERS

今回同行したチロ吉さんと共に、堂々とキングT着用で臨んだジョンスペ@広島。
「ジョンスペFanに『キングだけ見に来てるんじゃねーの?』とか思われたらどうしよう」だの「キングで全然盛り上がらなかったらどうしよう」だの不安をいっぱい抱えながら会場に向かった。

しかし、そんな不安は会場へ着いたら吹っ飛んだ。
「今日の前座キングなんですか?ワタシも好きですよ〜」と声をかけてくれる方がいたり、何故か開演前「ルル」を合唱してる集団がいたり(笑)全体的にお客さんの雰囲気がすごく良かったと思う。

ほぼ定刻通りに開演!最悪兄弟が登場したとたん、激しいモッシュの嵐がきた!そのおかげで最前列ゲット(笑)ラッキ〜☆もちろんマーヤ側ですっ。
いつもの赤いケイゾウギターが、今日は黒の見たことないやつになっていた。な、なぜっ?!もしかして、27日の心斎橋で赤いギターを落として音が出なくなったという話を聞いてたんで、赤は修理中??黒いギターを持ったケイゾウってより引き締まって見えるなぁ。
ジュン君、噂通り前髪が揃ってる(笑)全体的に短くしたようだ。カワイさ倍増〜!

1曲目は「消えうせろ」だ。冒頭でジョンがうんたらかんたらとリーダーがなりまくるが、全く聞こえず。
モッシュの波に負けないよう、自分の身を守る事に集中してしまって…このマーヤ側の最前は誰にも譲らねぇっ!(笑)
「ハイ、踊れない人に用は無いんですぅ〜とっとと退場してください!」
と椅子席の客を叱りとばすリーダー。椅子席は腕組みとかして見ていたのかもしれないが、下のフロアーはなんだか凄い盛り上がりだ!

「ルル」に突入して、さらにモッシュは激しくなる!
リーダー、歌いながら客に向かってお尻ペンペンをした後、そこをなでなで(笑)
私の隣にいた女の子がかなりウケていた。いや〜…いつ見ても美尻だねぇ。うっとり☆リーダーってば、自慢の美尻を皆に披露したくてたまらないんですネッ!!うふふ。
マーヤタイムでは…「今日はニューヨークから本物の王様が来たぜぇ〜!ブルースが聞こえるかっ?オイッ?」
「俺達キングブラザーズ、西宮から来ましたぁ!」
「ニューヨークがどうしたってぇ〜?あぁ〜っ!ニューヨークがどうしたってぇぇ〜!!!」とか何とか。マーヤのスクリームがかなり聞き取りにくかった(泣)

そして、「☆☆☆」へ。この選曲はかなり嬉しい!
「もっとグルーヴィーにいきましょうかぁ?」とリーダー。私も拳を上げ、叫びまくって応える!
マーヤは、またまた華麗なヒロミ☆ゴーばりのジャケットプレイを披露していたのだが、なんとその後、思いっきり素の笑顔(!)をお客さんに振りまいていた。楽しくてしょうがないんでしょうか。
ライヴ中のマーヤの笑顔って、何かしらの毒を含んだ悪魔的な笑いしか見た事がないけど、この日の笑顔は…周りにバラやら星やらがキラキラ飛んでいた(笑)ホンッット笑うと篤郎そのものだよ…このヒト。
極めつけは、その満面の笑みを浮かべたままお客さんにビシッと敬礼!!きゃぁぁぁぁぁ〜〜〜〜!!!その瞬間、胸を打ち抜かれました…。マジで。

「リズム」が始まると同時に、「はぁ〜い、どうですかぁ〜?こんなロックは嫌いですかぁ?」とがなるリーダー。「ハイ、最高ですかぁーーーっ?」
その後、客は「イェーーッ!」と応えるが、「ハァ〜イ、僕達はイマイチですよぉ!」と返す。
「こんな調子じゃあ、ジョンは出ません!!!」
「もっとぉ〜お尻ブリッブリッさせてくださぁい!!」
「ハイ、どうですかぁ〜?お尻ブリッブリッしてくださぁい!!」とリーダー自らお尻ブリブリ☆今夜も好調!!(笑)
なんだか、今日のリーダーはちっともお怒りじゃない。ジョンへの愛が溢れまくってる。お客さんを楽しませよう!という想いが伝わってくる。

この曲でマーヤが思いっきり間違え、気持ちよく頭を振っていたのに、ちょっとガクッとなってしまった私(笑)
マーヤの動きに目を取られていたら、いつのまにかリーダーがステージから消えていた。「アレッ?リ、リーダーは何処へ?」とキョロキョロしていると、柵とステージの隙間に降り、スピーカーに背をもたれて歌っていた。その顔はなんとも悩ましげ。
この曲でメンバー紹介があったが、いつもに比べてすごく簡単にすませていた。これもジョンへの配慮(?)なのだろうか。

メンバー紹介はこんな感じ。
「ハイ、ドラム!ジュン!!藤本ジューーン!!!」
「ハイ、そしてぇ!俺の親友!俺の左手マーヤぁ!」『俺の親友』って紹介してる!とびっくりするやら、嬉しいやら。
「ハイ、そしてこの俺はぁ!ジョン・スペンサーを見てこのバンドを始めましたぁ!今ではこうやってぇ、同じステージでぇ!プレイしてますよぉ!!」
「アンタらはどうなんですかぁ?何か1つでもやりましたかぁ?」
「こうやって低いとこからぁ、なんか見えますかぁ?ナニかぁ!!ナニかぁ!!!大したもんがぁ!!!そんなとっからじゃ、見つかる訳なんかないんですぅぅ!!!」
このリーダーの叫びはかなりグッとくるものがあった。

「リズム」で必ず披露されるマーヤの高速回転ギタープレイも炸裂。
うまいことマイクスタンドを足に引っかけたまま、ギターこすりつつ、右へ左へ高速移動。移動中も足が小刻みにカクカクカクカク(笑)…なんじゃコレ?やはり悪魔の力は計りしれん。
その後、大股開いて足でリズムを取りながらギター弾いていた時、足を1回踏みしめる度に「ビリッ」とアソコが破けていってた(笑)
ワタクシ、またパンチィーの柄を見てしまいました…。青色のチェックでした。いつか絶対ヤヴァイもんが出るって。ハワワワワ…。

「ありがとうございました。じゃあ、この曲でお別れしましょう」と始まったのは「明日をこえろ」。
客から「えぇ〜?!」という声がこぼれる。も、もう終わりだって?早いっ!この曲でマーヤはギターを水色にチェンジ。
声を絞り出すようにして歌うケイゾウの姿がなんともいえない。私も一緒に歌っていた。
ケイゾウは穏やかな声で「ありがとうございました。キングブラザーズでした。」と言い去っていく。そして、ジュン君もおじぎをしてふらふらと去る。最後に残ったマーヤはギターを客席に放り投げていった。

スパッと終わってしまったが、やはりインパクトは大。見事に前座を努めました。
その後のJSBXはもう…最ッッ高!!カッコ良すぎっ!!!
キングが前座じゃなかったら見に来てなかったと思うんで、JSBXを見に行くきっかけを作ってくれた最悪兄弟に感謝★

終演後、マーヤに「今日は素で笑顔だったよね」と言うと、「ツアー最高に楽しい!奴等に毎日夢中!にやにや笑顔もこぼれるわ、そりゃ」と本当にこのJSBXとのツアーを楽しんでいるようでした。よかったねぇぇぇ!あーた!!

セットリスト
1.消えうせろ
2.ルル
3.☆☆☆
4.リズム
5.明日を越えろ


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