投稿ありがとうございます☆yuさん

2011年 7月21日 新宿LOFT
KING BROTHERS presents
〜KING SIZE E.P. 『KILL YOUR IDOL』発売記念ワンマン〜


★おことわり:白熱のワンマンライブで放心状態になってしまい、曲順とか、MCのセリフとかうろ覚えです。実際と違っていたらすみません…。

キングブラザーズのライブ体験、2回目は待望のワンマン。
1回目で「燃え尽きるような衝動」を体感した私は、さらなる刺激を求め、新宿LOFTへ。

会場の扉を開けると、すでにたくさんの人だかり。ワンマンだから当たり前だけど、ここにいる大多数の人がキングブラザーズに魂をもっていかれたんだなぁ、と思うと、自然に仲間意識が芽生える。
フロアには、ガレージロックっぽいバンドの曲が大音量で流れていた。なんてバンドだろう?
ライブ直前で興奮しているせいもあるけど、どの曲もカッコよく聴こえる。選曲はリーダー? マーヤ?

東京で久しぶりのワンマンということで、開演時間が近づくにつれ、客の熱気が高まってくるのがわかる。少しずつ臨戦モードに入っていくような、ピリピリした緊張感。
私はビールを飲みながら、「キングブラザーズのライブじゃなきゃ満足できない」というコアなファンが集結しているのを実感した。

客電が落ち、メンバー登場!
沸き上がる歓声。突き上がる拳!

「ロックの準備はいいですかっ!」とリーダー。
「うぉー!」という、凄まじい客の怒号。

「Kill your idol」のギターリフが鳴る。最初からトップギアのスタートだ。
フロア前方では大きな人の波ができている。そのままメドレーのような形で「ACTION!!!!」になだれこむ。
「オレたちがロックンロール、オレたちがキングブラザーズ」リーダーが唄う。
うん、ホントにフロアは純度100%のロックンロール空間になっていた。最高に楽しい。もっと、もっとロックンロールを。

「Spaceship」「XXXXX」でさらにヒートアップ。
演奏も、パワフルで、タイトで、一体感がある。マーヤもちゃんとギターを弾いている(笑)。

「いこうぜっ新宿!」「いこうぜっ東京!」と叫ぶリーダー。
「これからロックンロールが飛び込むぜ!」といってダイブするマーヤ。
ハイテンションのライブはまだまだ続く。
(このへん、断片的な記憶しか残ってないのですが…)「AC/DC」「無敵の結末」「PERFECT R&R」「☆☆☆☆」「Big Beat」を演奏した(気がする)。

「☆☆☆☆」はライブで聴きたかった曲なので、感動! これ、名曲ですよね。
キングブラザーズ節全開の最強ロックナンバー。この曲がライブ中盤のピークだったと思う。

そして、リーダーの怒りのMCがあった。
「いま日本のロックバンドのほとんどはクソなんですよ!」
「そんなヤツらに、オレたちは負けるわけにはいかないんですよ!」 
「いま、この瞬間が本物のロックンロールなんですよ!」

こんなことをいうバンド、自分の知る限り、他にはいない。
「いけ! キングブラザーズ! 戦え! キングブラザーズ!」心の中で思った。

「久しぶりにリーダーがお怒りだぜ!」とマーヤ。

この2人、ライブ中にアイコンタクトをして、軽くニヤリとしたりして。まさに唯一無二の相棒っていう感じ。お互いのことが大好きなんだろうな、きっと(笑)。
あと、リーダーが一瞬、素で笑顔になったときがあって、そのかわいさは忘れられません(笑)。

そして、この日、私が一番グッときた曲「Paint it Black!!」。
照明が真っ赤になって、メンバーを照らす。この曲のダーティな雰囲気、大好きです。腰にクる感じの黒いビートが気持ちいい。

このあとも、怒濤のキングナンバーが続く。
「Let it」「砂の城」(この曲、ライブで聴いていい曲だなぁと思った)、「GET AWAY」(フロアは大盛り上がり。客が跳ねる、跳ねる!)。

「まだまだロックが足りない!」と叫ぶリーダー。
マーヤはこの日何度目かのダイブで、フロアを縦横無尽に泳ぎ回る。
「最初のジャンプから、オレのケツはビリビリや!」
といっていたマーヤのパンツは、確かに思いっきり破けており、トランクスが丸見えだった(笑)

そして、「マーヤが最速で踊り狂うナンバー!」というリーダーの前フリから、「マッハ倶楽部」へ。
待ってましたとばかりに、フロアで客が踊り狂う。無敵のキラーチューンですね。

間奏では、この日もリーダーがアンプの上に立ち、客に背を向けて仁王立ち。
やはり、スーツのラインが美しい。このバックのシルエット、大好きです。
見とれてしまい、マーヤタイムでマーヤが何をいっていたのか、ほとんど覚えていません(笑)。
気づいたときには「ロックンロールで完璧さっ!」とシメていた。

ラストは「ルル」。重厚なビートのなか、途中から床演奏へ突入。
メンバーと客がグチャグチャに入り乱れるカオス状態のなか、ドラムを中心にロックンロールの渦が広がっていった。客が恍惚の表情を浮かべるなか、本編終了。
アッという間、ノンストップのロックンロールタイムだった。

アンコールでは、マーヤが上半身裸で登場。曲は「Big Boss」。
床演奏だったので、音自体はグシャグシャだったけど、そんなことはもはや関係ない。音を聴くより、この爆音を体で、心で受け止めることがすべて。そんな感じがした。

演奏が終わり、引き上げるメンバー。みんな、精魂尽き果てたような表情をしている。
最後に引き上げたマーヤは、マイクを通さず、「ロックンロール!!」と絶叫した!

私はしばらく放心状態だった。客電が灯り、Velvet Undergroundの曲が流れ始めた。ロックンロールの響宴を締めくくる抜群の選曲。選曲はリーダー? マーヤ? 
フロアには、満足感と達成感でいっぱいになった客の笑顔と、夏祭りの後のようなさびしさと、汗のにおい。

この日、東京・新宿は、日本で、いや世界で一番ロックンロールな場所だった。

☆管理人から一言★
またまたレポ投稿ありがとうございます!
熱くて素敵なレポで、フロアの様子が伝わってきますよ〜〜!!中盤に「☆☆☆☆」をもってくるセトリも珍しいですね。
リーダーに見とれてて、マーヤが何やってるか分からなくなるというとこも、すごい共感できました(笑)


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