2013年 6月29日 心斎橋AVENUE A
大江慎也 vs KING BROTHERS

ふたりの脱退発表があってから、私にとっては初めてのキングブラザーズ。
大江さんとの対バンということで、純粋に楽しめたらいいなと期待をこめてハコに向かいました。

アメ村の中にある道路に面したハコ、AVENUE A。
新しくて、ステージがとっても見やすい。この日はライブ前にバーゲンに行き、ライブ1本こなしてきたくらいの疲労があったので(笑)、フロア後方でゆったり楽しむことに。

先攻が大江さん。タキシード姿の大江さんが、エレキギターで弾き語り…という形式でした。私が大江さんを生で見るのって、10年くらい前にロックンロールジプシーズのライブでゲスト参加した時以来だと思う。
あの時は、ただ黙々と…って感じだったけど、今回の大江さんはまるで別人のような空気を醸し出してました。もちろんいい意味で!フロアには感極まって泣いている方も。

自ら発信しようとする心意気が感じられ、それぞれの曲達をとても大事に歌ってました。感激です。お客さんからの声援にもよく応えてた!
アンコールも演って、だいたい50分くらい。終わった直後、フロアがキング目当てのお客さんとキレイに入れ替わる(笑)

いつものSEが流れる中、いよいよキング。
「Do The Boogie!ロックの準備はいいですかぁ?」
とリーダーが叫び、ライブスタート!
リーダーの髪がゆるふわマッシュになってて、心の中で『かっ、カワユ〜〜〜〜ぅ!!!』と萌えまくってしまう私(笑)
髪の色もグラデーションになってて、さらにいい感じ。タイチさんはキレイに坊主になってましたね〜。

赤い照明に染まり、「ビッグボス」から。前方のモッシュがいつもより元気いい。前に行ってなくてよかったとホッとする(笑)
曲の前半で4人のシルエットを見ながらいろんな事を考えてしまい、あんな速い曲なのにまるでスローモーションのように感じられてしまった。身体はリズムに乗って激しく動いているのに。
4曲目のマッハが始まるくらいまでは、しみじみとしてしまって、本格的にスイッチが入らなかった気がします。

マッハの途中、リーダーが歌詞すっ飛ばして「ああああ〜〜〜!!!」って叫んでたのがすっごくカッコよかった〜!!
マーヤタイム。スピーカーに「登るな」と張り紙がしてあったにもかかわらず、やっぱり登るリーダー(笑)
フロアに飛び込んできたマーヤ、フロア後方のバーカウンターに立ち、マーヤが目の前に。有難い☆
流されてる前後や途中にあまりセリフがなく、ギャオギャオ叫んでばっかりのマーヤ。この時点で相当汗だくだったから、気の利いたセリフが出てこなかったのか?
一方タイチさんは、曲間に「やりたいだけ〜♪」と大江さんフィーチャー!嬉しい演出だなぁ。ムフフ。

「この4人で最初に作った曲」の紹介の後に「SPACESHIP」。
この言葉を聞いて、また少し切なくなる。このセリフが聞けるのもあと少し。「さぁいこうぜ兄弟!」って言葉がいつも以上に力強く響いてるみたい。

リーダーの腰フリダンスが「Big Beat」で絶好調。
「リズムに合わせて、こうやって踊るだけでいいんですからぁっ!」
と中腰でカクカクダンス(笑)
シンノスケさんをいつも以上にフィーチャーしてたり、タイチさんがリーダーを紹介したりと、ちょっと変わった演出。
タイチさんに喋らせようと、わざわざ自分のマイクスタンドをドラム側に持っていくリーダーの姿がと可愛いかった!
曲後半の盛り上がりが凄くて、気合入りまくりの一曲でした。

「魂を売りとばせ」と「ソニックス」の間に、
「この4人でやるのはあと2回ですけど、しっかり踊り狂って帰ってくださぁい!」
とリーダーが叫ぶ。現メンバーでのライブは、あと残すは東京と大阪のワンマンのみって事になるのか…と改めて思い知らされる。
でも、リーダーとマーヤはステージ上でしんみりムードを一切見せず、むしろ思いっきり楽しんでいる。

リーダーなんて、ソニックスの途中にマーヤを見ながら笑っているし!マーヤのギターを聞いて、
「いいねぇ…(笑って声を震わせながら)このギターに乗っかって行きましょう!エロい音鳴らしまくって、みなさんもエロい事いっぱいやりましょうよ!!」
とプルプルしながら言ってる(笑)
そんなリーダーを見ながらマーヤも笑っちゃってる。かわいい…!

「☆☆☆☆」では、曲の後半から床演奏。いつものごとく円陣最前線の定位置へ。
今回は腰をかなり低めにしてより安定する姿勢をとってみました。そうすると後ろからも見えやすいだろうし、自分も安定するのでオススメです!

円陣のカオスっぷりを維持したまま、
「キングブラザーズ最凶の極悪ナンバー、ルル!」とリーダーが叫んで「ルル」へ。
マーヤタイム、冒頭はバスドラの上で丸くなって固まるマーヤ。
ぴくりとも動かないので、疲れてるのかなと思い背中をさすってみた私(笑)しばらくすると、そのまま立ち上がりダイブ。

「俺をロール!!」と言いながら、客の上を流すように指示。円陣を時計回りにマーヤがぐるぐる泳いでいくという新パターンのマーヤ神輿が完成(笑)
2回転くらいしたところで「もっと早くッ!もっと早くッ!!」と言いだし、さらに高速回転。何じゃこりゃ(笑)
円陣を高速でマーヤが時計回りしてる光景は本当におもろい!!回転するスピードに合わせてちゃんと曲のリズムも変えているのはさすが。

高速で何回転かした後、「俺をストップ!俺をスタンディング!」と指示し、フロア後方でマーヤを立たせる。
ちょうど真下で支えていたら、マーヤの大粒の汗が 私の眼にボチャッと落ちてきた。『アッ…マーヤの目薬☆』と萌えてしまった私は完全に病気だと思います。

皆で真下で支えながら、ニシノミヤコール!
マーヤがものすごい汗かいてしんどそうな様子でしたが、いつのまにか復活して元気に「ニ・シ・ノ・ミ・ヤー!!!」と叫んでいたので安心しました(笑)
こうやって皆で神輿してニシノミヤコールしてる瞬間に、他では味わえないなんともいえない幸せを感じる私です。
フロアに機材を残したままで終了。
最後に大江さんとセッションをするという告知が事前にあったので、一体どういうスタイルでの演奏になるのか、期待を込めてアンコール。

リーダーがギターを持って出てくるも、再びフロアに降りようとして崩れ落ちる。体制を立て直して、また床演奏ゾーンへ。しかしアンコールを始めようにもギターの調子が悪くて再開できない。ギターの音が治ったと思ったら、今度はマイクの音が出ない(笑)リーダー大丈夫??

フロアから不安な空気が流れはじめてたところで、とっさにドラム&ベースのセッションで間を繋げてフロアを盛り上げるリズム隊。ナイスフォロー!
「今から、やった事ないことやりますんで!」
とオフマイクで叫ぶリーダー。ステージ上には大江さんが登場。
「大江先生!」とリーダーが呼び込み、なんと大江さんもフロアに!!そしてフロアでニシノミヤコールを大江さんにもやっていただく(笑)

キングと大江さんのセッションは、タイチさんのリクエストで「どうしようもない恋の唄」!!
リーダーは歌詞分からないようで、客に歌詞カードを持たせて歌ってたけど、途中からあやふやになって歌ってなかった。そのかわり、お客さんが大江さんやリーダーのマイクで歌う始末(笑)

マーヤはどさくさに紛れて大江さんの頬にチュウして、大江さんが一瞬本気でビビるも、マーヤにウィンクばっちん☆返してて爆笑!!
後日のラジオで、マーヤはこの時「大江さんに2度と会えないと思ったからキスしてん…」と告白してたけど、マーヤなりのめいっぱいの愛と敬意に基づいた上での行為だったんだろう。
「マーヤ君、大江さんに何か話しに行ったのかと思ったらキスしたからビックリした」とリーダーも驚いてたもんなぁ(笑)

その後、リーダーがマーヤに何かスクリームするように促し、笑顔でマーヤにサインを送る。その時のリーダーの顔がイタズラっ子的な笑顔でめちゃくちゃ可愛いかった〜!!
大江さんのギターソロ部分をリーダーのリクエストでもう1回サービスで演奏していただいて終了!!
楽しくて幸せな空間だった〜!
ルースターズもキングも好きな私からしたら、夢のような時間でした…。

本当にいいものが見れて大満足!!いろいろな想いを抱えて見たライブでしたが、純粋に楽しかったし、何よりもメンバーが楽しんでいる様子が伝わってきたのが本当に良かったです。

次は現メンバーでの最後のライブに立ち会うことになりますが、果たして私はマトモに見れるのか?レポできるのか?
自分でも分かりませんが、しっかり見届ける所存でございます!


セットリスト
1.ビッグボス
2.XXXXX
3.Kill your idol
4.マッハクラブ
5.SPACESHIP
6.Big Beat
7.魂を売り飛ばせ!
8.ソニックス
9.☆☆☆☆
10.ルル

--アンコール--
11.どうしようもない恋の唄(with 大江慎也)


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