2003年 11月3日 難波Cafe Blue 地下室vol.3 THE BLUES DOG/JAZZ COKE/THE BACKDROPS/GOLDEN LOAFERS/KING BROTHERS |
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私にとっては、今年2回めのキング。6月末からまるまる4ヶ月空いて、新メンバーを加えてのライヴだ。四日市での様子を聞いていた私は、とても複雑な気持ちでカフェブルーへと向かった。 やはり今日はブルドッグの関西ラストという事もあって、お客さんの数が多い。私はしっかりと、ど真ん中最前を陣取る。 JAZZ COKE、ゴールデンローファーズで盛り上がり、いよいよキング!ドキドキしてきた。 転換中、まず最初に現れたのは、新ドラマー和田シンジ君。 何故か頭に青いほっかむり。そしてサングラス。茶色のコートを羽織り、生足を出している。怪しい………怪しすぎる………露出魔みたいじゃ………でも、その怪しさがキングのメンバーらしいです!(そうか?) マーヤは赤いチェックのシャツにベージュのパンツ、青いスニーカー(コンバースではない)という、こぎれいな出で立ち。おっ、さすがに私服でステージに立つとあって、破れた服じゃないんだねぇ。久々に見るマーヤはより一層篤郎に見えるわぁ…(妄想エクスプロージョン) ケイゾウは黒いシャツにジーパン、白いコンバースという出で立ち。足の細さにウットリ…。 ケイゾウとシンジ君は準備をすませ、一旦袖に戻る。マーヤはそのまま1人ステージで待機。 なんだかジロジロ見るのも恥ずかしいので、私はうつむいて待つ…っていうか、『キングのマーヤ』を見る前に『素のマーヤ』はあまり見たくないのだ。だって、私は『キングのマーヤ』が好きだから☆ しばらくして、袖から2人が出てくる。ケイゾウはさっきと同じ格好。 片手にビール(マグナムドライ)を持ち、ステージ向かって右側へ。シンジ君は上半身裸で、黒いパンツを穿いている。彼、とても22歳には見えないな……。 3人でタイミングを合わせながら音を出す。 ジャーーン!という爆音が鳴り響き、いよいよ始まった新生キングのライヴ!「こんにちは〜キングブラザーズです」とテンション低めにリーダーのお言葉が。 まずは新曲から。ケイゾウは、音に合わせて足を力強くドンドンと踏みつける。久々に見るその動きに、最初からドキドキしてしまった。写真撮影に専念しすぎてどんな感じの曲だったか全く憶えていない(笑)が!最初のテンション低めのお言葉からは考えられない程、3人はブッ飛ばしてた。 なんだかすごく凶悪。こ、この感じ、いいかも……!! シンジ君のドラムを聞きながらも、やっぱりジュンの音と比べてしまう自分がいる。比べるものではないけれど…。 当然音的には、今までと全然違う。でも、思っていた程違和感は無い。彼の持つ雰囲気はキングにとてもハマっていると思った。うん、問題無し!! 続いて久々にライヴで聴く「消えうせろ」。 「ハ〜イどうですかぁ?キングブラザーズですぅ!!」「大阪こんなもんですかぁ〜っ?」「もっとノッてくださぁい!」と指をさしながらお怒りモード全開のリーダー!!! これを待ってました!!!私の顔がニヤけてきた。ヤバイ。すっげぇ嬉しい。 マーヤの足カクカクも絶好調。そのままカニ歩きして右に高速移動☆ いつのまにかメガネかけてるな〜?と思ってたら、お客さんのメガネ取ってるし(笑) こういうやんちゃなマーヤを見るのも久しぶりだわ!!ますます私は笑いが止まらない。 さらに、その動きを撮影しようとカメラを構える私の前に顔を近付け、ファインダーがマーヤの顔でいっぱいに(笑) あまり近付きすぎてもらっても撮影できませんが…。 ひとつぶの涙〜ドカドカと続き、ますます3人の音も動きも凶悪度を増していく。マーヤとシンジ君はこまめに合図を取りながら音を合わせている。すごくいい雰囲気。 ケイゾウは激しくギターを掻きむしり、マイクに喰らいついていく。眼をひん剥いて、がなり散らす。 本気で、全力で、命を削って演っているのか?!と思わせるほどの気迫。 これこそが私の大好きなキングブラザーズ!私は顔がますますニヤけたまま、もどらない。 キングを見て、こんなに身体の底から熱くなったのは久しぶりだ!! もう私も写真撮影してるどころではなくなってきた。1979で拳を振り上げ「イェ〜〜ッ!!」と熱唱。この時、後ろから見ていたツレ曰く、「舌出して凄い顔になってた」そうだ(笑) この曲でのマーヤタイム、ケイゾウがアンプの上に置いていたマグナムドライを、マーヤは頭からかぶり、頭をぶんぶん振っていた。 その様はまるで水をかぶった犬!(笑)しかし、ビールが目にしみたらしく、とっても痛そうな表情をしていた。(当たり前) そして、そのままスクリーム。髪の毛が濡れたマーヤってとっても男前……はふぅ☆ かなり萌え萌えでした。 |
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リーダーのすごい顔2連発 | なんかヤラしい… | |
ここで、マーヤのギターが黒フレッシャーに変わり、ケイゾウが「最後の曲です」と言う。 そして始まった曲は……初めて聴く曲だが、歌詞になんだか物凄く聞き覚えがある。『ウ〜〜ン、なんだっけぇ?なんだっけぇ〜〜?』とケイゾウを見つめながら必死に思い出していたら、「グロテスクな 子供たちのむれや」という歌詞でハッ!!と気づいた。 金延幸子の「青い魚」である!! この曲をキングがカバーするなんてっ!! スローテンポだが、キングらしい、激しい「青い魚」だった。 後半、「にわとりの目隠し〜」あたりから激しく歌い上げるケイゾウが凄かった。身体の奥から声を絞り出すようにして歌うケイゾウに釘付けになってしまった…。 これはぜひ音源として出して欲しいな。 もう、これで終わりなのかな…と思ったら「ブルドッグに捧げます!!」とか何とか言いながら「ビッグボス」!! もうステージも客席も大爆発。私も渾身の力を込めて拳上げまくり、首振りまくり。おかげで翌日、首が動かせない程の激しい筋肉痛に…。 そして、ついにマーヤがダイブ!動きで「降ってくるな」と分かったので、とっさに直撃をよける。 そしてすぐにステージに戻されるものの、間髪あげずにまた降ってきた。その間2秒くらい(笑) まさかすぐに降ってくるとは思っていなかったので、今度はドカーンと直撃!思いっきり顔に足が当たって痛いのなんの…さらに、ダイブをたて続けにまた2回程繰り出す。やりたい放題ですな。 これがまた、やたら長いバージョンのビッグボスで、フロント2人は終盤ギュインギュイン言わせてるし、シンジ君も舌をペロンと出しながら(どうやら彼はノッてくると舌を出すクセがあるようだ)激しく叩きまくり。 そしてあっという間にライヴは終わった。 新生キング、どうなる事かと思って心配で心配で…正直あまり期待しないようにして行ったけど、私が大好きなキングそのもので、すごく嬉しかったし楽しかった。 これからも、変わらず彼等を愛していきたいな…と改めて思った夜なのでした。 セットリスト |