2004年 4月4日 難波Cafe Blue KING BROTHERS ONE MAN LIVE |
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私にとっては2年振りのワンマン。 はっきり言って、今回は期待よりも不安ばかりが先立ってしまっていた。 『頼むからこのモヤモヤを振り払ってくれ!』と祈るような気持ちでライヴに望んだ。 この日の開場は20分遅れ。寒い中、おしくらまんじゅう等をしながら(笑)ひたすら外で待ちつづけ、中に入ってみると…なんとフロアにモニターやアンプ・その他の機材が全てセッティングしてあるではないか!なんぢゃこりゃっ。地べたやないけっ!まずそこでウケた私。彼等らしくて嬉しくなる。 シンジ君前の最前を早速陣取る。 こんなに近い場所で見れるのは嬉しいが、押されたりしたら一体どうなるんだ??ドラムに突っ込むぞ?! 8時半をすぎた頃(もっと遅かったかも)、やっとメンバーが現れた。待ってました! なんと久々のスーツでマーヤ&ケイゾウが登場。それだけで嬉しい!やった!!! マーヤは髪がのびていて、男前度UP。(いつも男前だけどねっ☆)ウ〜ン、それだけで萌えっ…! リーダーも髪伸びっぱなしといった感じで、やたら毛先がクリンクリンしていた。まるでパーマをかけているよう。 スーツは膝やお尻が裂けている。下のパンツ見えますけど…(笑) シンジ君は赤い帽子に、シャツ、そして右足がパックリと裂けている黒のコーデュロイパンツで登場。私にはそれが一瞬フンドシに見えてしまった(笑) 「こんばんわ、キングブラザーズです。ハイ、用意はいいですかぁ〜!!楽しんで帰ってくださぁい!」 というリーダーのお言葉から、ライヴがスタート!シンジ君はシャツを脱いで上半身裸に。 1曲目からマーヤがやたら元気がいい(笑)意味不明な言葉をワーワー言いながらマーヤダンスを繰り出しまくる。 私にとっては今年初めてのキングだが、11月の時よりも攻撃的でいい感じだ! 「いちばん新しい曲ぅ!」とリーダーが紹介して、お次は新曲。ドラムの音が印象的でなかなかカッコ良い。 今回は曲と曲の間にリーダーがいろんな事をがなりまくっていた。 「楽しんで帰ってくださぁい!」「もっと楽しそうに踊ってくださいよぉ!」「こうやって踊るんですぅ!」と自慢の美尻を振りながらダンスレッスン。 こんなに喋るリーダーも珍しい。 確かこのあたりかな?マーヤが、私の顔から1cmくらいの超至近距離に顔を近付けてきやがった(笑) ギャ〜〜?! 『い…今ならチューできるかもしれんっ!!!してもええんか??するで???ゲヘゲヘゲヘ……!』 と思っていたら、顔を離されてしまった。チッ。惜しい事したぜ。 その後、斜め後ろにいた男の子の顔を見つめ、気持ち悪〜い笑みを浮かべた後…いきなり抱きついて、それはそれは濃ゆ〜〜〜〜いディープキスをかましていた。 唇を離された後、その子は魂が抜けたように(いや、完全に魂抜かれてた)半目になってフラフラしていたが、大丈夫だったんだろうか?(笑) 新曲からそのままメンバー紹介へ。 「最強のメンバーを紹介しましょう!今夜のお供!!」と、まずは和田くんの紹介から。 「70年代のドラムの音が…(聞き取れず)自在に空間を操る男ぉ!大阪森ノ宮、大阪城のふもと!ヤツのぉ!ヤツのドラムの音が聞こえるだろぉ!!ヤツの名前はぁ…西宮…違う(オイ)大阪ぁ!ここは大阪ぁ!!ヤツの名前はミスターワダシンジ!!シンジ!!!」 リーダー、間違えるなよ(笑) 次はマーヤの紹介。でも、ほとんど何を言ってたか覚えてません(泣) 「なぁ聞こえるだろぉ!!ヤツのギターの音がぁ!!ヤツの名前はぁミスターコヤマ!マーヤ!マーヤ!!マーヤ!!!」 客もマーヤコールで応える。 この後リーダーの紹介は多分無かった筈。(すいません、覚えてません…) このメンバー紹介の時の曲、カッコ良かった〜☆ 3曲目は「消えうせろ」。やった、大好きな曲だ! この曲でマーヤがマイクを食べはじめる。 この曲ではいつも歌詞を変えて歌っているが、今回もやっぱり聞き取れず(誰か教えて〜・泣) この曲でマーヤはリーダー側に突っ込んだり、私の隣の女の子に飛びついたりしていた。 私もここぞとばかりにマーヤの頭をシャンプーしまくってあげたけどね!ウ〜ン、やっぱり頭皮が無臭。きれい好きですネッ☆ 「このメンバーで一番最初に録った曲を聞いてください」と、また新曲。11月にもやっていた曲だ。 ここから新曲ラッシュ。曲調としては激しめだが、何故か私の身体は動かない。「ダンスの時間ですぅ!」とリーダーが煽ってくるが、やっぱり踊れない…。なんで?? 他のお客さんもおとなしく見てたし…みんな同じ気持ちだったのかもしれない。 「後ろの方まで聴こえてますかぁ〜?その辺の人達もこっち来てくださいよぉ」と後ろの客に呼びかけるリーダー。 「今日は好き勝手にやるって決めたんですよぉ。決めたんですぅ!楽しんで帰ってください」 というMCから、リズムへ。 マーヤはシンジ君のスティックを1本取り、それでギターを叩きはじめる。(←その模様をGIFアニで再現してみました・笑) ギターを鳴らさない間は指揮者気取りでスティックを振る。アホ…。 さらに「西宮のジミー・ペイジだぁ!」とリーダーがマーヤを紹介し、マーヤがリズムを歌いはじめた(笑) その後、スティックをスライドバーがわりにしてギターを弾いたり、もうマーヤの独壇場。笑いが止まらない。 が!しかし、この曲では中盤から3人の音がバラバラになっていき、どうしていいのか分からず棒立ちになってしまった…。 好きな曲なのに残念。このあたりから、私はどんどんテンションが下がってしまい、難し〜〜い顔をして冷ややかな視線を3人に送っていた。 一生懸命さは伝わってくるんだが…踊りたくても身体が全く動いてくれないのだから切ない。 ひとつぶの涙の後、また新曲。 ミディアムなテンポだけど、じわじわと熱さがこみあげてくる感じの曲。 この曲の中盤、リーダーは曲を止め、 「こんなんじゃちっっとも楽しめないんですよぉ」 「後ろの方の人ちゃんと聴こえてるんですかぁ?!」 とイラついた口調で指さす。 すると、「聴こえてねぇ」と後方の客の声が。 「あぁ?!聴こえてねぇっ?!!!!」 と目をひん剥いて怒り出すリーダー。どうやら本気でカチンときたらしい。 「こっち来いやぁ!!!こっち来いやぁ!!!!」とものすごい剣幕でまくしたてる。いいぞ、リーダー! 「さぁ行こうぜキングブラザーズ!あの人に聴こえるように鳴らしてくださぁい」と曲を続けるものの、やっぱり音がバラバラしていて棒立ちになってしまう。 悪いけど…それではあの人に聴こえないよ。なんだか、心も身体も冷えてきてしまった。あぁ切ない……。 その次の新曲はかなり良かった。 「何も見えなくなって」「誰にも気づかれなくなって」とか歌ってたかな?内向きな歌詞だけど、カッコイイ♪この日の新曲の中でもかなり印象深かった。 そして、待ってました青い魚!今日ぜひ聴きたいと思っていた曲だ。11月の時とはまた違うアレンジ。 最初は嬉しくて『よっしゃー!』と思っていたが、途中からウ〜〜ン?!と首をかしげてしまった。11月に聴いた時の方がカッコ良かったよ…?(泣) すごく聴きたいと思って期待していただけに、がっかり。またテンションが下がってしまった。 続いて1979。この曲で、リーダーが最前にいた客の胸ぐらをいきなり掴みだし、 「おい!お前らもっとこっちに来い!!!」と強制連行。 私もリーダーに胸ぐらをグワシと捕まれ強制的にシンジ君前に。 後ろからもここぞとばかりに人が群がる。ぐえ〜〜〜死ぬぅぅ…。ってゆーか、ドラムセットに突っ込むぅぅ。隣の人と手をつなぎ合い、必死に踏ん張る。 「踊れない人全員死刑!!」と煽りまくるリーダー。 この状況ではドラムに突っ込まないようにするのが精一杯で、踊れましぇん…。 3人と客がフロアでぐちゃぐちゃになって、凄い光景。なんぢゃこりゃあ…。 こんな状況なのに、お客さんが皆演奏の邪魔をしないようにさりげなく配慮しているのはエライ! 潰されそうになりながらも、必死にカメラで撮影しまくる私。 ちなみに、この時倒れずにカメラ撮影することができたのは、後ろにいたハニー(♀)が私の腰を持って、ドラムに突っ込まないよう助けてくれていたお陰らしい…。ありがちゅ★感謝☆ 中盤から隣にいたパンダリラのビデオクルーが思いっきり潰されていたが、助ける余裕は無い。ごめん…。 一気に盛り上がり出すフロア。 リーダーはマイクスタンドを持って、後ろに消えていくし、マーヤもアンプに登って暴れ出すし、やりたい放題だ。 私はやっと顔がニヤけてきた。突っ込まないようにドラムによりかかりながら、右に左に顔を向ける。あぁ忙しい(笑) 新曲になって少し後ろの人が引いたものの、気を抜いたら絶対突っ込む。 こんなライヴは初めてだ。 「最後の曲ぅ!俺がキングブラザーズで一番好きな曲ぅ!どうか聴いてくださぁい!」 本編最後の曲、メッセージ。 実はこの曲、私は今まで全然好きではなかった。 しかし、この日を境に好きになった。 全身全霊で歌い、演奏する3人の姿が心に刺さりまくったからだ。 シンジ君は何かを叫びながら叩いているし、マーヤは泣きそうな顔をしながら、リーダー側のアンプによじ登りギターの弦を切りながら弾き倒す。 リーダーは歌にギターに魂を込めながら熱唱。3人の想い・決意がビリビリと伝わってきて…初めて「メッセージ」を聴いていい曲だと思えた。 とにかく、熱くて、最高に良かった。この日一番良かった曲だ。 本編が終わり、3人が去る。 「いったん下がってくださ〜い」とスタッフの方に促されて何歩か下がると、物凄いゴミの山(笑) 誰かが落とした使い捨てカメラや破れたフライヤーの残骸がてんこ盛り。 私は「メッセージ」で心をどこかに持っていかれてしまい、うつむいてあまり喋ることなく、アンコールを待った。 あまり間を置かずにアンコールに応え3人が登場。 アンコール1曲目は「ビッグボス」!!「お客さん帰っちゃったのかと思いましたよぉ〜まだまだロックが足りないんですよぉ!!」とリーダーが叫ぶと、また一気にドラムに突っ込みそうな位置へと逆戻り。 動けないながらも、頭を振りまくり、「チクショーつまんねぇ!」と叫びまくる。 マーヤ側に流れていく人口が多い為、どんどんリーダー寄りに流されていく。苦しいけど、楽しくてしょうがないぜっ☆ さらにマッハ倶楽部!もうどうなってもいい!!!フロアーは凄い熱気だ。 マッハ倶楽部ではこの日唯一のマーヤタイムが。マーヤはアンプに登り、皆を指さしながら、 「ヘイ!俺の声が聞こえますかぁーっ!俺の声が聞こえますかぁーっ!」 「今までは俺の為のロックンロール!これからはぁ、オマエの為のロックンロール!!!」 うぎゃ〜〜(喜) そして、リーダーもアンプに登りだし、なんと3人が「V」の字状態の立ち位置になる。 そして、リーダー、「ロックしようぜぇ〜!!」と叫ぶ。 その後マーヤがリーダーに向かって 「ありがとぉ〜〜!!今日もリーダーはお怒りだぜぇー!!!」 そして、またリーダー 「マーヤ言ってやってくれよぉ!」とか何とか。 今夜は2人で仲良く掛け合いですか?(笑) 「ヘイ!ボーイズ!ガールズ!ボーイズ!ガールズ!」 と男女交互に拳を挙げさせた後、2人でいろいろスクリームしていたが、全く聞き取れず。 かなり長めのマーヤタイムだった。 「さぁ行きましょう!最後ですよぉ!ブッ飛ばしていくんですよぉ!!」 とリーダーが叫び、フロアは最高潮の盛り上がりに!!! この後、リーダーがシンジ君に向かって、 「もっと大きく鳴らせぇ!!シンジ!!シンジぃ!!!」 と何回も叫んでいたらしいが、私は全く見ていませんでした(泣) マーヤばっかり見てたんで…あと、頭振ってたんで…。チクショウ見たかった。 凄くカッコ良かったらしい。 「ありがとうございましたぁ!マーヤ!ケイゾウ!シンジ!この3人でお送りしました。キングブラザーズ!ありがとう!!」 とリーダーが叫び、ライヴは終わった。 引き際、シンジくんはドラムの椅子に立とうとして落ちてしまい、自分のドラムセットを破壊(笑) マーヤもアンプからダイブし、客にお神輿状態で担がれながら(私も途中で足を担ぎました)袖に消えていった。 ダイブした時、今度は女の子にキスをしていたそうだ…。(チュッ☆って軽めに)羨ましい。 メンバーが完全に引いた後、フロアではキングの新曲が流されていたのだが、これが文句なしにカッコイイ曲で!!!『早く新しい音源が聴きたいっ!』とテンションがさらに上がってしまった。 今回のワンマンは、3人の強い決意がビリビリと伝わってきて、トータルで見ると良かったと思う。 でも……中盤、思いっきり中だるみしてしまったのも事実で。 キングのライヴを見ていて、あんなにサム〜〜イ気持ちになってしまったのは愛大祭以来。いや、あれ以上かも。 一生懸命さは伝わってくるんだが…踊れないのは切ない。 でも、まだまだ私はキングを見ていきたいと思う。 今度は最初から最後まで踊らせてくれよ!!頼む!!!
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