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 雪がチラつく極寒の大阪。難波RockRiderがリニューアルして「難波Mele」という名前で営業するということで、こけら落としがキングのワンマン。大いに期待に胸をふくらませて行ってまいりました！
リニューアル当日に「店内破壊ライブ」とは一体どういうことだ…（笑）
オープン10分前くらいにハコに着くと、すでにたくさんの人だかり。気温はひとケタ台だというのに、Tシャツで開場を待つ強者も。
さささ、寒い！ダウンジャケット着てても寒い！はよ中に入れてくれぇぇぇ！！！
オープン時間になり、ハコのスタッフから「リハが遅れている為、オープン時間をずらします」との説明が。いやいや、あのぅ〜〜ライブ始まる前に皆凍死しますから！
結局中に入れたのは7時20分くらいじゃないかな？
フロアに入るドアの前には「ケガしてもバンド側は責任を持ちません」との張り紙が。相当ヤル気じゃな…。
こちらもケガは覚悟で来てるので、堂々と勝負しますよ！
『もしかして、最初から床演奏…？』と思っていたけど、今回は普通にステージにセットが組んでありました。
番号がひとケタだったので、リーダー側最前を陣取る。
以前のRockRiderから変わったことといえば、壁の色が変わったくらい？あと、店の看板がキレイになったことかな。
一番ビックリしたのは、ステージ上手側にあった柵がなくなっていたこと！こりゃ〜見やすいわ！柵はこの日の為だけに特別に外されていたようです。
時間が経つにつれで、ハコの中はギュウギュウに。始まる前からの緊張感がハンパない。周りの客の気合・気迫もなんかすごい。
いつものごとく（笑）スタートまでかなり待たされている間、スタッフの方がセットリストを貼る為、ステージ奥の楽屋から出てきた。
その時、ドア越しに座っているマーヤが見えたのだが、フロアに向かってすごい顔でメンチきってる（笑）
こここ、こえぇーー！！！殺意をビンビン放ってました。
8時を過ぎた頃、4人が出てきてやっとスタート。
「今年一発目のワンマンです！あけましておめでとうございます！」
とリーダー。
あの〜〜…もう２月ですけど？（笑）
白い変わった形のギターを手にしている。なんだこりゃ？また珍ギターを入手したんですかね。
１曲目は、ACTION!!!!から。いきなりすごい圧迫で、立っていられないほど。
ステージに乗り上げる形でなんとか持ちこたえる。ここまでの圧迫は久々。最後までもつのか自分…。
たてつづけにXXXXXだから、テンションは上がりっぱなし。
この曲の中盤あたりから少しづつ身体を起こせるようにはなってきたが、相変わらず上半身はステージに乗り上げたまま。
新曲を続けて２曲。やっと立てるまでに体勢を直し、圧迫がある程度来ても耐えられるベストポジション発見（笑）ここからは比較的楽に見れました。
「AC
DC」って仮タイトルついてる曲は、中盤にマーヤタイムがあった気がします。
新曲でも、フロアは相当盛り上がってましたよ！昨年の心斎橋のワンマンとは明らかに違う盛り上がり方で、すごく楽しい♪
心斎橋のワンマンの時って、冷静に見てる人が多くて後半まで盛り上がりに欠けてた感じがしたので。
新曲のあと、魂を売り飛ばせ→スパイボーイズという怒涛のセット。
魂を売り飛ばせの後半、ドラムのパターンがかなり変化しているように思いました。この流れ、テンション上がらずにはいられない！叫びまくる！
この後に演った、「エレカシ３」という仮タイトルの新曲。
今回のライブはこの曲がとても印象に残った。ロマンチストのような、メロディーが美しいミディアムな曲。
私の位置から、リーダーの足元に貼った歌詞カードが丸見えだったので、歌詞をガン見しながら聴いていたんですが（笑）、本当にいい曲でした。
歌詞も今までにない感じで…今回のライブに一緒に参加してたTさんが「メッセージのアンサーソングではないか」と分析していました。
メッセージでは「いつかきっと笑ってくれよ」と歌ってますが、この曲では「笑い続けてくれ」と歌っていたので…。
SPACESHIPでは、ミラーボールがキラキラして、宇宙的な演出に。
Big
Beatでタイチさんの紹介をリーダーがしていた時、タイチさんが客に向かってウィンクしてたのが最高！かわいい…（笑）
ドラムソロ中、客からの合いの手（？）もあったりして、いつもと違う雰囲気。こんな盛り上がり方、今まで無かったような…もちろんいい意味で。
マーヤに対しては「この１万円のギターで、一億ドルの価値を生み出す男！」と紹介していました。Big
Beat、いつもに増してすごいグルーヴィ。
「98年から始めて、俺とマーヤでずっとロックンロールし続けてきました」
「これからもこの4人でロックしまくっていくんで、ホンマのロックンロールを信じて、俺達についてきてください」
とリーダーの挨拶。
そして半笑いで「…俺、音痴治しますんで」
（笑）
客からは「治すな！」「そのままでええぞ！」との声が次々に。
かなり和んだ瞬間でした。だいぶ素で言ってましたね。
リーダー、終始とっても楽しそうだ。マーヤがダイブする姿見て、「ハハハッ！」とか声出して笑ってるしっ！！
この瞬間『エーッ！？』ってかなりびっくりしました。
こんなサービス、滅多にないんだからネッ！
でも、途中で歌声を出しにくそうにしていて、声が途切れそうになったときがあったので、ちょっと心配だったけど、すぐに回復していました。ホッ…。
髪切って、超イケメンになってるリーダー。額が心配なのであんまり髪伸ばさないでください。これくらいの長さが一番イケメソですよ！
マーヤもきれいに前髪パッツンにして、まゆ毛もなくて。今日の為にキレイキレイしたんでしょうか。
私の隣の男性とチュッチュチュッチュ、ディープキスしてて羨ましい限りでした。
10cmくらいの距離でしっかりと拝ませていただきました☆（さすがに写真は撮れません…）
GET
AWAYでは、リーダー側に寄ってきて歌いまくっていたマーヤ。超至近距離に迫ってくるわ、後ろからの圧迫もハンパないわで死ぬかと思いました。
最近キングのライブではダイバーが降ってくることが少ないように感じていたんですが、このあたりからガンガンダイバーがきたような気がする…。（頭いっぱい蹴られたので記憶が曖昧です・泣）
ロマンチストの後にやった新曲、これもミディアムな曲だったのですが、『エレカシっぽい曲だな〜』とすごく思いました。
まさか、仮タイトルは「エレカシ４」とかじゃないだろうな…（笑）
リーダー、言わなきゃいいのにわざわざこの曲の最後に
「ごめんなさい、ちょっと間違えました…」
と客にバラす。新曲なんだから、間違ったとか言わなきゃ誰もわかんないのに…（笑）
「続きまして、マッハクラブいきます！」
とテンション上げてマッハに突入。モッシュも最大級。再びフロアに乗り上げる体勢に。ぐぐぐ、ぐるじいけど頑張るぅ…！
マーヤタイム。
「今日は、ステージの横あけてくれた！今日の為にあけてくれたッ！！いつもココあいてないよ？」
といつもある上手側の柵を指してスクリーム。
「今日のチケットが売り切れたって聞いてビックリした！ロックンロールも、捨てたモンじゃないでー！！」
そしてその後、「オマエの身につけてるモンをくれ」みたいな事を言い出し、客からマーヤにいろんなアイテムが差し出される。「戻ってくると思うなよ…」とニヤリと笑いながら次々に装着していくマーヤ。
帽子、メガネ、タオル、ジャケット、靴、ベルトなど。全部着込んでモッコモコ。すげぇ暑そう。ってか、酔っ払いのサラリーマンみたいだな（笑）
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★マーヤの変身過程実況中継★ |
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１：まずは帽子装着！
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２：メガネとタオルが
差し出される
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３：もう一枚タオル（笑）
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４：靴まで！
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５：ベルトを肩からかける！ |
６：またまたタオル！ |
７：マーヤ最終形態 |
８：サラリーマンの宴会芸？てか、めっちゃ暑そうですね…（笑） |
マーヤはその着込んだ格好のまま飛び込むし、ダイブしてきた客もステージに上がってわちゃわちゃしてるし、なんかものすごくカオス。
下敷きになっていた私は、わけわからん感じになってました。
そんな中、ぐちゃぐちゃになってステージに乗り上げる体勢になっていた女の子と目が合って、お互い目で『大丈夫？』とニッコリ。
マーヤタイム中、いろんなお客さんの顔を見てたけど、ぐちゃぐちゃな中でもすごくみんなイイ笑顔だったなー。
ルルでは、マーヤが
「こっちに上がっておいで！俺が手を引いてやるからこい！ダイブタイム！！」
とさらに客を煽り、大量のダイバーがわんさかてんこ盛り。
自分がケガしないように、必死に体勢を低くし、後頭部を守る形にしてましたが、めちゃくちゃでした。手を負傷しただけで済んだからよかった。
自分もステージに上がってダイブしたいくらいだったけど、さすがにスカートだったので…。
「今日から、ちょっと気取った人やめてみませんかー！」
と叫びながら、リーダー側から飛び込んだり、ステージに戻ってきてまた中央のあたりから飛び込んだり。縦横無尽に泳ぎまくる。
「西宮の住人は、どこでもダイブしてる！満員電車でダイブしてる！駅のホームでダイブしてる！市役所でダイブしてる！」
とふった後に、ニシノミヤコール！
皆で「ニ・シ・ノ・ミ・ヤ！！」と叫ぶと、マーヤが「キャーーーッ！！」と奇声をあげながら喜びにふるえている（笑）
これでもかとフロアをかき回し、熱くさせて、本編終了。
アンコールを求める声は、もちろん「ニ・シ・ノ・ミ・ヤ！！」
応えて出てきてくれたメンバーに向かい、それぞれに声がかかる中、「マサフミー！」と呼んだ男性がいて、リーダーが「ハイ、マサフミです」
とマーヤを紹介してたのが笑えた。そんな風に紹介してるの初めて聞いたぞ（笑）
アンコールはビッグボス！嬉しいー！！後ろからの圧迫に負けじと踊りまくる。
☆☆☆☆では、お待ちかねの床演奏。
リーダーと一緒にバスドラを運び出し、ドラムの前へ。この日は10年前から共にキングを見てきた仲間と共に、二人でドラム支え係となりました。
二人ががりで支えてても、すごい音圧でドラムが揺れるし、スティックから繰り出される風圧に圧倒される。ここはお客さん皆の顔も見れて、身体ぜんぶでリズムを体感できる特等席なのです。
リーダーのマイクの音が出ていなくて、ほぼ生音で歌ってましたが、ちゃんと歌も響いてきていましたよ。
気づいたら、マーヤのアンプが客に担がれていて、アンプが客の上をダイブしているではないかっ（笑）
こんな光景、10年ファンやってた中で見たのは初めて！
アンプが客の上を泳いでるなんて、キングブラザーズのライブ以外であり得えないんじゃないか。
メンバーの気迫と、ニッコニコで踊り狂うお客さんの図が、とても美しくて、熱くて、胸がギューッとして。
ドラムを支えながらフロアを見上げ、気づいたら泣いてました、私。
ほんっっとにキラキラした、素敵な光景。
今までキングを好きでいてよかった、ファンでよかった、と心から思えた瞬間でした。
ドラムを叩き終え、フロアにタイチさんがドサッと倒れこんでしまってましたが、みんなに支えられてなんとか歩けていた様子。
もう一度ニシノミヤコール。さっきまでいた、リーダー前の場所に戻りアンコールを求める。
ダブルアンコールに応えて出てきたメンバー。
マーヤが裸ネクタイにくわえタバコで、めっちゃ萌えた（笑）
「Meleじゃなくて、俺達のもんがいっぱい壊れたー！音楽の道具高いねんでー！」
とスクリームするマーヤ。
店内破壊どころか、自分達の機材壊してどーすんの…。
最後の曲はメッセージ。イントロ聴いただけで、すでに涙腺が緩んでしまった。
さっきの☆☆☆☆で、すっかりユルユルになってしまったようだ。
泣いてステージが見れなくなってしまうのは勿体無いので、必死に我慢。まわりをよく見ると、他の人も目をウルウルさせているではないか。
よかった、私だけじゃなかった…みんな同じ気持ちなのかな。
途中のギターソロで突っ伏したような体勢でいると（ちょっとしんどかったので）、わざわざマーヤが体勢を低くして、こちらに視線を向けてくれた。まるで様子をうかがうように。
目で『大丈夫』と合図すると、そのまま目の前でギターを激しくかき鳴らしてくれて、とても嬉しかった。
それに応えるように、私もマーヤと共に激しく頭を振って応える。そこに言葉はないけれど、心で会話できたような気がした。
キングの魂が思いっきり伝わってきた、最後の一曲でした。
とても激しいライブだったけれど、お客さんの雰囲気も、メンバーの雰囲気もすごく良くて。本当にキングブラザーズが好きな人達だけが集まってきていた、密度の濃いライブでした。
この人達には似合わない言葉だけど、ステージにも、フロアにも愛がいっぱい溢れてた。今までファンでいてよかった。
これからも地獄の底までついていくからな！と思わせるライブでした。
今年でファン10年目。20年目指してロックンロール！！！
セットリスト
1．ACTION!!!!
2．XXXXX
3．新曲（はだか）
4．新曲（AC
DC）
5．魂を売り飛ばせ！
6．スパイボーイズ
7．新曲（エレカシ３）
8．SPACESHIP
9．Big
Beat
10．69
11．GET
AWAY
12．ロマンチスト
13．新曲
14．マッハクラブ
15．ルル
--アンコール１--
16．ビッグボス
17．☆☆☆☆
--アンコール２--
18．メッセージ
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