遡ること、2004年8月7日以来、西宮で見るキングブラザーズ…（参考レポ→★）
キングにとっても、我々にとってもある意味リベンジ的な意味合いの特別な日になることは間違いない！といろんな想いをかかえて、マッハクラブ岡山支部は西宮に向かいました。

どう考えてもロックのライブには不釣り合いな、地元のおばちゃん、おじちゃんが買い物に来ている感じの庶民的なショッピングモール。こんなとこでライブするなんて（笑）
ホールに上がるエスカレーターに貼ってある「キングブラザーズ　ライブコンサート」の張り紙がイイ味出してる！！昭和テイスト〜。

ロビーにはラジオでお馴染みのテソンさんからの花環。
入場すると、学校の体育館のようなホールに機材がセッティングされている。なんだかこの雰囲気だけでもいつもと違う興奮が。

まずは、openig actのキュウソネコカミのライブから。
とにかく勢いがあって若い！微笑ましい。
ダンボールの箱にMC的なものを書いてあって、読み終わったらダンボールをフロアに投げ捨てるとか、フロアでマーヤのように客の上に立ち
「お前らこれが見たいんやろ〜！先にやったるわ！！」
と叫んでみたり、ドラゴンボールの曲にあわせて板に乗って退場したりとか。
西宮の未来は明るいと感じました！素敵な後輩が育ってるじゃないか！

一旦幕がおりて、相変わらずのなが〜い転換タイム。帰らなければいけない時間が決まってたので、ヒヤヒヤしながら幕が開くのを待つ。
今後はこのあたりも改善してもらえたら…と思うのですが（苦笑）

下手にスポットライトが当てられ、西宮市長の挨拶。
「今日は1が３つ並ぶ、非常にいい日でございます！」
「西宮が世界に誇るロックバンド、キングブラザーズ！世界に発信しましょう！」
「ロックは初めてでございます。興奮して何を言っているかわかりません！」
手元に持ったカンペを見ながら、プルプルしている市長（笑）

「それでは皆さん、ロックの準備はよろしいでしょうか？」
「声が小さいんですけど…本当ですか〜？」
「あ〜ゆ〜れでぃ〜〜？」
市長の呼びかけにあわせて、幕の中から「ジャーーン！！」と音を出している３人（笑）
たどたどしい「あ〜ゆ〜れでぃ〜〜？」を何度も繰り返し、「それでは始めていただきましょう〜！！」と市長が呼びかけて幕が上がると、アンプの上に立つマーヤとリーダー。ドラムのゾニーさん含め、全員ジェイソンマスク着用。
この光景が再び見れる日を本当に待ってましたッ！！（泣）

記念すべき１曲目は「ビッグボス」！早速ジェイソンマスクを投げ捨てる３人。
ゾニーさんをしっかり見ようと、前に詰め寄る。赤い蛍光色に塗ったドラムスティックと、黒いスーツ。スーツで叩くドラマーはキングの歴史の中ではジュン君以来だ。
今までとは全く違った個性のドラマーだなという印象。突出してるわけではなく、キングの音楽に自然にスッと馴染んでる。
冒頭３曲の鉄板ナンバーの後の「魂を売り飛ばせ！」。これがアレンジされててめちゃくちゃカッコ良くなってた！

リーダーからのメンバー紹介。
「世界で唯一信用できる男！小山雅史、マーヤ！！この場を借りて愛してるよ、ありがとう。最高だ、今日もギターが。」
と公開告白。くっっそ萌える…（泣）
ゾニーさんの紹介も。
「紹介しましょう。東京というしみったれた街からやって来ました。ここ西宮、世界最先端の街に移り住んで来た男ぉ、 Mr.ゾニー！みなさんのお友達です！愛してやってくださぁい！！ゾンビ映画が大好きな、ゾニー！！」
そしてリーダー、ゾニーさんに「ドラムで一言」と促し、ドラムで会話（笑）

ブッチャーズのトリビュートで参加している「JACK NICOLSON」を披露して、「GET AWAY」。フロアを見ながら、すごくマーヤが幸せそう。
この後のマッハでのマーヤタイムも秀逸。
「市長ぉ！さっきロックンロールのことあんま知らんてゆうてたけど、これがロックンロールや！市長！ロックンロールは飛び込むんやでぇ！！」
と言いながらフロアをぐるぐる。

この時、マーヤのシャツがめくれ上がってズボンと下のトランクスが丸見えになってたんだけど、トランクスとズボンを一緒に黒いガムテで素肌に巻いてて、マーヤカッコ良すぎ（笑）
ちなみに、紺色チェック柄のトランクスでしたよ。
フロアを回って前方に戻ってきたマーヤ、「よく聞いてくれ！！」と西宮で初めて叫ぶ「ニ・シ・ノ・ミ・ヤー！！！」
もしかしてゾニーさん、タイチさんのときみたいにマッハの途中でセリフ的な事を言うかな〜と思って、ニシノミヤコールの後よく聞いてみたけど、それは無かった。
そりゃそうだよね…失礼しました。

「☆☆☆☆」。この３人で初めての床演奏だ。どんな図になるのかしっかり見たくて、頑張って見える位置に行こうと頑張る。
この曲中は全然３人の顔が見えなかったけど、踊りながら本編最後の「ルル」冒頭でゾニーさん前へ。
この曲でマーヤはほとんどギターを弾かず、客にギターを預けてマーヤタイムへ突入（笑）

「俺、ずーっと気になってた事あんねんけど、聞いてくれるか？」
「西宮の大統領と西宮の市長は、どっちが偉いんや？」
この問いかけに、フロアからは「大統領！！」の声多数。
「西宮の大統領の方が、ちょっと上や！」
「西宮の狂犬として、大統領の前に立つ！！」
と言いながら、大統領を背にしてフロア後方に流れていくマーヤ。途中で横に倒れてしまい、
「ロックンロールを横に倒してどうする！！」
と突っ込んでいたのが笑えた。

そして笑顔のリーダーとゾニーさんが、マーヤを見つめながらのニシノミヤコール！
フロアをぐるりと回ってステージ側にマーヤがいたので、ゾニーさんはドラム叩きながらのけぞるようにマーヤを見ていたのがなんだか可愛い。

ゾニーさんの正面側で見ながらニシノミヤコールしていると、ステージからの照明で、マーヤはまるで後光が差しているかのよう。
ギターを上に抱えながら、一緒にニシノミヤコールするリーダー。
のけぞり気味で笑顔のゾニーさん。と、すごく輝かしい、まさにNEW BORN！なキングブラザーズの図が神々しい…。
新たな歴史に立ち会えた喜びでいっぱいになりました。

ニシノミヤコールを終えたマーヤはフロア下手へ。「トゥットゥットゥル〜♪」のリズムに合わせ、客からワッショイワッショイ胴上げ（笑）
祝福ムードいっぱいの、幸せすぎる空間！！
ゾニーさんはお客さんとハイタッチしながらリーダーと共に退場。マーヤもその後に続いてステージに登って退場していきました。

幕がいったん下がり、『これで終わりかな？』と思ったけど、まだ演りそうな雰囲気。
フロアからニシノミヤコールしてみるも、あんまり皆積極的じゃかったのが少し寂しいな…。

フロア中ほどでアンコールを待っていると、「開けてくださーい！」とスタッフの声と共に、片山ブレイカーズの片山君がリーダーの赤いボ・ディドリーギターを持ってステージへ！！
ギターを返しにきたんだ！！一気に興奮が増す。

幕の奥から片山君が登場し、「預かってたもんを返しにきましたー！！」と叫びながらアンコールの前フリをして、３人を呼び込む。
「あと１曲だけやらせてください。キングビート！！」
とリーダーが叫んだ瞬間、私のスイッチがパーンと振り切れる（笑）
首がもげるほどヘドバンしながら大暴れ！！なのでほとんどステージは見てないですが、 マーヤのスクリームのところと、リーダーが指差しながら「チャラチャラチャラチャラすんな！ゴルアァァァ！！！」してるとこだけはしっかり見たかったので、身体グニャグニャさせながらできる限り見ました。すごい変な姿勢で。
マーヤが「ロックンロォォール！！！」とスクリームして復活ライブ終了。

ライブの時間自体は短かったですが、凝縮された素晴らしい復活ライブでした。

始まるまで、不安も抱えながらのライブでしたが（今までのいろんな事が…笑）、蓋を開けてみるとゾニーさんでいける！と強く確信。
これからの新しいキングブラザーズに、期待大！です！！
（下の写真はライブのお土産・笑）
 













セットリスト
1．ビッグボス
2．XXXXX
3．SPACESHIP
4．魂を売り飛ばせ！
5．JACK NICOLSON
6．GET AWAY
7．マッハクラブ
8．☆☆☆☆
9．ルル

--アンコール--
10．キングビート