2002年 6月5日 名古屋ダイヤモンドホール Jon Spencer Blues Explosion w/KING BROTHERS |
ジョンスペのセットの前方にキングのセットが置いてあるのに、広いハコゆえフロアからかなり距離がある。 ジョン前改めマーヤ前。モニターに凄いちっちゃな紙で目立たないセットリストが貼ってあるのに驚いてしまった。 彼等のステージでセットリストの存在を見たのは初めてだ。毎晩セットを変えてくるのだから間違えないように、って事かな。 マーヤのサブは赤。使ってたのは黒。ケイゾウのギターも黒でとっても似合ってる感じ。 しかしまあ、こう言っては叱られそうだが、ジョンスペがあまりにも良くてJSBXが終わった後、私の頭はかなり真っ白。 まっすぐ歩けない程でキングの細かい部分が脳裏から消し飛んでしまった。本当ごめんなさい。 出てきてケイゾウが勢い良く「ジョンスペじゃなくてキングブラザーズですよおっ!」 そして“1979”。一生懸命。この曲は聴くたびに良くなっていく気がする。 そうかそうか。ジョンスペの前座でやれるのがそんなに嬉しいのか、とつい声をかけたくなるようなマーヤの素の笑顔。全然怖くないよ?←怖くないと微妙に寂しい私。 スーツパンツがサイズの合ってない方(苦笑)で、動きもスクリームも控えめ。悪さも無し。ギタリストに徹していて“ルル”のギターは良かったなあ。 笑ったのはマーヤがセキュリティの背後に回ってギターを弾き始め、丁度マーヤの股間あたりがセキュリティーの兄ちゃんの後頭部近くに来て、何気にセキュリティーが横歩きで位置をずらした事。 ケイゾウは怒鳴る怒鳴る。「俺が世界で一番大嫌いな街、名古屋あ!」と。笑。事故したから嫌いになったゆう説は本当なのか?新宿が嫌いやとか、他にもいろんな説が。笑。 続けて「西宮から四時間かけてやって来ましたよおっ!」 ジュンはいつもよりやや元気が無いようにも見受けられたが私の気のせいかな・・・。気のせいならいいけど。 “ドゥードゥースクラッチ”やるまえにケイゾウが「ジョンスペンサーがどーのこーの」言ってたが、それを聞くマーヤの笑顔が印象的だったなあ。掛け声のタイミングがやはり微妙にずれているフロア(苦笑)。 メンバー紹介の「マーヤ!」って繰り返す部分もタイミングが変で、リーダーお怒りでやり直しさせられました(笑)。 座り込んでるケイゾウからは痛々しいような光線が出ていて、ケイゾウ単体から発せられるのはいつもの彼等のカラー。 “よく聞け!世界”と“虹と雲”のつなぎが一瞬音が切れて、これまた私には初体験。だけど“虹と雲”を聞いたのは去年11月のE.L.L以来だし物凄く好きな曲だからとっても嬉しかった。 しかしケイゾウのヴォーカルはやや不安定。不安定ながらもこの曲の持つパワーがひりひりと染み込んで来る。本当にいい曲やね。 最後、ケイゾウが「ジョンスペンサーにあこがれてこのバンドを始めました。今では毎晩一緒にステージに立ってます!次はオマエだっ!オマエがここに立て!オマエがここに立つんだっ!」と物凄い形相で、フロアと自分のステージを指差し足をジタバタさせていたのにはかなりグッと来てしまった。 動揺したと言っても過言ではない。自分自身のアイディンティティについて深く考えてしまった。ロックが大好きで無しでいられない人間には辛い程。 個人的になんでこんな乱暴な言われ方しなくてはならないのかと思ってしまう出来事があり、釈然としない思いを抱かえて、それでも誠実で居たいと思っていたので特に(←彼等に言われたとかじゃありませんよ)。 彼等はその後あっさりと引き上げてしまったが、次にステージに立ったJSBX、ジョンが何度も「キングブラザーズ」にMCで言及したのが嬉しかった。 セットリスト |
☆管理人から一言★ やはり名古屋でも素の笑顔だったんですね(笑)うふふ。 ケイゾウが「西宮から四時間かけてやって来ましたよおっ!」って言てたのは、広島でも聞きましたよ。西宮〜広島・名古屋ってだいたい同じくらいの時間なのかしら? 虹と雲がやってたのが羨ましいですっ!!! |