2002年 6月6日 お台場フジテレビ FACTORY Jon Spencer Blues Explosion/GUITAR WOLF/KING BROTHERS/THE BELLAYS/デキシード・ザ・エモンズ |
ジョンスペの余熱も冷めやらぬ中、キングがズカズカとステージに登場。 僕の位置は向かって左側でややケイゾウ寄り。おお、ジュンがバッサリと髪を切っている!そんなことに気を取られるヒマもなく、ケイゾウがマイクに向かって叫ぶ。 “21世紀型の最新式ブルース!”いきなりの「クール誕生」だ!轟音ギターの美しいアンサンブルが胸に迫るこの曲、演奏がほぼCDどおりなのは驚いた。“ ハイそこでボサッと聴いてる人たちぃ〜、ロックはお嫌いですかぁ?もっと楽しんでくださいよ!”と客を煽り、“今お前の耳ん中に、潜りこむぜ!”とマイクにかじりつくようにして歌うケイゾウ。 何でケイゾウのことばっかり書いてるかというと、背が低いのでロクにステージを見渡せないから(泣)。 しかし客席に背を向け、ギターにしがみつきながら必殺のフレーズをキメまくるケイゾウの姿は、ホントにカッコよかった!1曲目でブンブン頭を振りながら踊ってしまいました。 続く「よく聞け!!世界」ではリーダー、言葉責めモード全開。ギランギランに目をひん剥き、“ハイそこぉ、オレの声が聞こえてますかぁ!?”会場中を指さしながら口角泡を飛ばす様はまるで金八先生。 “日本のロックに興味がないなら、とっとと帰って寝てればいいじゃないですか!”泥濘のようにドロドロと重いギター。ジュンのスティックがビュンビュン宙に舞う。会場中汗まみれ。 演奏が「☆☆☆」に切り替わったとたん、観客のテンションは一気にレッドゾーンへ突入!ダイブ、モッシュ、ダイブの嵐!ステージがよく見えねえよ! マーヤが無茶苦茶なギターを弾き、ジュンのスティックは折れまくり。窒息しそうなカッコよさだ。 でもって次が「マッハ倶楽部」。うあー、マーヤがスクリームしてるけどよく聞こえねー!と、思ったらいきなり客席に飛び込む彼!それでもギターは離さずステージ復帰。 やがてテンポが若干大人しめになり、照明が赤暗く点滅。 おおっ!これが噂のメンバー紹介か!?ケイゾウが汗をダラダラと垂れ流しながらマイクにすがりつき、“ハイ、西宮からやってきましたよぉキングブラザーズ、まずはバンドで一番モテモテの彼ぇ、オレの唯一の友だち、藤本ジューン!”ドタタタタン!ドン!タン! “唯一の友だち”って・・・そんなんでええんか?とつっこむヒマもなくジュンの爆音ドラムが炸裂!ジューン!ジューン!(客席からの掛け声) 続いてマーヤの紹介。なのに、ギターがぎょわんぎょわん鳴り響いててよく聞こえん!おまけにマーヤとケイゾウが同時に叫んでるから、「西宮の@¥#◆※で♂◎した(←聴きとれない)男ー!」ぐらいしか判別不能。 けどイヤでも会場は沸く。グワー!マーヤ!マーヤ!の大合唱。 ケイゾウは再びステージにしゃがみ込み、客席に背を向けてひたすらギター。と思ってたら、マーヤが全身を振りながらケイゾウの位置にやってきてメンバー紹介。顔が完璧にイっちゃってる。 例によってマーヤの叫びはよく聞こえないのだが、「西宮の大統領」とか言ってたか? そしてケイゾウがマイクに向かい一気呵成! 「これが最後の曲!オレの生まれた年!」そう叫んで始まった「1979」は、『6×3』の中で僕が一番好きな曲。もう泣きそうだった。 客席から「Yeah!」とコール&レスポンスもバッチリ決まり、メンバーの演奏してる姿も本当に楽しそう。悔いがないよう精一杯拳を突き上げ、あたり構わず跳ね回ってしまいました。 演奏が鳴りやむと、ケイゾウの「ありがとうございました」というサラリとしたセリフを残し、メンバーはステージから去っていく。どこからか拍手が沸いて、歓声とともに広がっていったのが印象的だった。 僕も体中汗まみれ。思い残すことはない・・・と思ったらイデデデ!跳びはねすぎて足がつった!何だか情けない気持ちで後方へ撤収。 次のギターウルフは残念なことに見学でした。チクショウ、ウルフもカッコよかったなぁ。 セットリスト |
☆管理人から一言★ ありゃ〜、足大丈夫だったんですか?私は足がつったことはありませんが、横っ腹が痛くなった事は多々あります(笑)なので、ライヴ前にしっかりご飯は食べない。 思いっきり楽しんできた様子が伝わってくるレポですよ!クール誕生→よくきけ!!世界っていう流れが濃い。語り系(?)の曲が連チャンっていうのは珍しくないですか? |