2002年 8月17日 北海道・石狩湾新港野外特設ステージ RISING SUN ROCK FESTIVAL 2002 in EZO |
民生の余韻も冷めやらぬまま、14時すぎにアーステントへ向かう。デキシーの中盤でモッシュに紛れこみ、最前真ん中へ。 デキシー終了後、ナナさんに場所を譲ってもらった。(ありがとー!!) 『今回はケイゾウ前で見るぜ!』と気合いを入れていた私…だが、ケイゾウの金アンプは何故か右端へ。アレレ??なんと、また位置が変わっていた。 左からジュン君→マーヤ→ケイゾウの並び。『またマーヤ前かよ?!』と心で叫んでいた私。これは運命なのか?もぅ何かしらの糸でつながっているのか?(妄想大爆発) 珍しく、リーダーも出てきてセッティング。リーダーが出てきたとたん、「ケイゾウー!」「西宮の大統領!」とヤローの叫び声。それを聞いたリーダー、顔を歪ませてものすごく不機嫌な顔(笑) マーヤが出てきた時にも「マーヤー!」とヤローの叫び声がしていたが、マーヤは下を向いたままニヤニヤ。まんざらでもないらしい(笑) 噂のノースリーブを着ていたリーダー…ほんまに素敵。 『あぁ、お願いだから二の腕プニプニさせてぇ……』とずーーっと思っていた私はアホですか?(間違いなくアホ) 開演前から客の盛り上がりが異常だった。手拍子はまだいいとして、「王様兄弟!王様兄弟!!」というかけ声まで起こりだす。何じゃそりゃ?これにはちょっと引いてしまった……。 このよくわからないかけ声が響き渡る中、3人が登場。 いつもの「ジャーーン!!」で一気に凄い圧迫が。むむむ…これは今まで味わった中で一番凄いかもしれん。 1曲目は新曲だ!マイクに向かって「西宮…」とケイゾウが言おうとすると、マイクの音量が小さくて喋ることができない。 手でポンポンと叩いて、「ア…ア…」と言っても全然ダメ。しょっぱなからトラブル発生。ケイゾウの目が泳いでテンパッているのが分かる。 諦めてギターを弾き出すケイゾウ。歌いだしたら直っていたみたいで一安心。歌詞は全然聞き取れないが、今までよりもずっとポップでいい曲だと思った。2曲目も同様。2曲目で早速、ジュン君は本日1本目のスティックを折っていた。 じっくり聴きたいが、ダイバーの数とモッシュの激しさが半端じゃなくて集中できない。普通に立っていることさえ辛いので、柵にかぶせてあったマット(カーペットのような生地)に正座して見るような状態になってしまった。 ダイバーには鼻蹴られたり、首に乗られたりともうメチャクチャ。しかも、右に左に動くので、マットと腕がこすれて摩擦で火がつきそうなくらい痛い!!ヒィィィ〜〜〜〜(泣) 続く「☆☆☆」「マッハ倶楽部」でさらにヒートアップ。マッハ倶楽部での盛り上がりが一番激しかった。 マーヤのスクリームはほとんど聞き取れなかったが、 「お父さん!お母さん!ありがとう〜!!オマエらが俺の産みの親!!」 「エゾは西宮と大して変わらんが…(この後聞き取れず)」最後にやっぱり「ロックンロールで完璧さぁ〜〜!!!」で締めてくれた。 マーヤは今回のエゾで初めて真ん中に立ったらしいのだが、すごく動きづらそうだった。二度と真ん中にはなりたくないそうだ(マーヤ談・笑) ステージから身を乗り出す度に、カメラマンが周りを取り囲むし。縦横無尽に動き回れないかわりに、自分のモニターをジュン君側にごろごろ転がして、スタッフを大いに困らせていた(笑)転がしてる姿がまた男らしい☆ マッハ倶楽部では、ジュン君はスティックを2本も折っていた。きれいな放物線を描いて吹っ飛んでいくスティックに見とれていたら、あっと言う間に取り替えてる。やっぱいつ見ても凄い。吐くツバの大きさがリーダーよりもデカかった(笑) ケイゾウはいつも以上にジタバタしている。お怒りモード全開という感じだ。 私はマーヤ前にもかかわらず、ケイゾウばかり見ていた。もぅグイグイ引き込まれてしまって…。 床が抜けそうな勢いで足踏みして、がなり散らしながらスピーカーをバンバン叩く姿は圧巻!す、すげぇよ…。特大のツバを吐いて、 「おもんないやつはぁ、向こうのステージ行って、ゲロ吐いて死ね!!!」 と目をギラギラさせながら叫ぶ!もう目が離せない。 続く「ドゥードゥースクラッチ」でメンバー紹介。ジュン君のドラムをバックに、「60年代のロジャースのドラムの音が聴こえてますかぁ〜?グルーヴィーな音がぁ!」「最っっ高のメンバーを紹介します!」 「白いスーツにぃ、星柄のシャツがよく似合う男!メンバーの中では一番年下でぇ、一番生意気な彼ぇ!俺とマーヤはいっつもコイツに怒られてますぅ!ジューーーン!!ジューーーン!!!」 「クソみたいなギターでぇ…(聞き取れず)…西宮北口のぉ、ミスタードーナツのそばの交差点で悪魔に魂を売り飛ばした男ぉ!マーヤーー!マーヤーー!!!」 マーヤの紹介をしてる時のリーダー、床にうつぶせのような状態になって叫びまくり。すごかった…。 マーヤによるリーダーの紹介は全然聞こえませんでした(泣) 最後はなんと、「虹と雲」!もうライヴで1年以上聴いていなかったので嬉しい!やっぱりこの曲はすごく重みのある曲だ。歌が刺さってくる。一緒に歌っていたら、涙がこみあげてきた。心なしか、リーダーの目も潤んでいるように見える…。3人の奏でる音が本当に力強く聴こえる。 私は待ってたよ、この曲がまた聴ける瞬間を。今、自分の頬を流れてるのが涙なのか汗なのか、もぅ分かんねぇ………。 と思っていたら、脳天にダイバー直撃ゴイーーーーーーーーン。 ……… ほんま殺すぞ。 後半部分からダイバーがまた大量発生しだして、この曲の一番いいとこが全て台無しになってしまった。 ドアホーーー!!(泣) なんで、この曲でダイブせんといかんのよ?ダイブする曲ぢゃねぇっつーの!! 落ち着いた頃には、もう曲は終わっていて、リーダーが「ありがとうございました、キングブラザーズでした。」と深々とおじぎをしていた。 ジュン君はスティックを最前のお客さんの顔面に当たりそうな高さで投げて去り(ほんと危なかったよ、あれは…)マーヤはふらふらよろけながら、最後までギターを弾いて去った。 客の盛り上がりはともかく、彼等の演奏は本当に素晴らしくて、終わった後感動してしばらく喋れなかった。 今にも涙がこぼれてきそうで、「最後にあの曲はヤバイよ…」と言うことしかできなかった。 セットリスト |