2004年 1月10日 新宿LOFT PEAK WEEK ENON(Brooklyn)/BATTLES(N.Y.)/WRENCH/KING BROTHERS/メルトバナナ |
内外のインディーズ系バンドを集めたライブイベント、Peak weekにキング目当てで行ってきた。他の出演者はwrench、メルトバナナ、ENON、battles。 キングの出番はトップだ。だが開場後しばらくたっても客はまばらなまま。 入りは大丈夫なんだろうかと余計な心配をしていたが、開演が近づくにつれてフロアにポジションを確保する人が徐々に増えていく。ほっ。 ライトが落ち、ステージ前のスクリーンが開くと向かって左からマーヤ、和田君、リーダーという配置。マーヤは黒ブチメガネに咥え煙草、今回は素顔(笑)。和田君は素肌にシャツをはおり、リーダーはもこもこしたファーのハーフコートを来ている。ゴージャス。 一曲目は難波ロケッツでも最初にやった新曲。この時は和田君が小さなペットのようなものを吹きながら登場して、最初はそれでドラムを叩いてたっけ。テンポ抑えめのタメの効いた曲なんだけど、今日はずいぶんワイルドだ。「あいされなかったから」という部分だけかろうじて聞き取れる。 マーヤのギターも和田君のドラムも絶好調だが、なんといってもリーダーのテンションが高い!去年から見てきた中でマックスの高さ。 「こんばんはぁ、キングブラザーズです」「西宮から来ました」「新宿の人、どうですかぁーっ!」とフロア後方を指差しつつ煽る煽る。 そして「消えうせろ」。マーヤのマイク咥えてのスクリームもホントに気合いが入ってる。 次の曲は、聞き覚えがあるようなないような・・・音源には入ってなさそうなんですが、新曲なのでしょうか?ブルージィなとてもいい曲。 続いて「ドカドカ」「リズム」。どの曲の時かよく覚えてないのだが、マーヤがフロア前方に身を乗り出し、客の帽子を奪ってかぶっていた。 途中かけていたメガネをさりげなく外したのだが、連れによればこれが前触れ(笑)だったらしい。内側から突き上げてくる衝動が徐々に大きくなっているように見え、一瞬姿を見失ったと思ったら、私の真上にマーヤがいた。うぎゃぁ。 マーヤは何度かダイブを繰り返していたが、一度は女子の多いコーナーにつっこんだらしく、床に落ちたところを男子たちにすくい上げられていた(笑)。 マーヤのテンションにリーダーも負けていない。マイクスタンドでギターのネックをスクラッチ!歯でギターを弾き!腰を落としたいつものスタイルでカッコいい重低音のフレーズを響かせる。 「リズム」のイントロにのせてメンバー紹介があった。 「大阪は森ノ宮からきた和田シンジ!彼のすみかは大阪城のふもと!」 「西宮北口交差点で悪魔に魂を売り飛ばした男ぉー!西宮では有名な話!」 「新しいギターに夢中の男!」とリーダーのMCも絶好調。 その合間に、「シンジー!シンジー!」「マーヤー!マーヤー!」と叫び、フロアからはコールが起きる(マーヤと和田君は苦笑してたけどね)。 マーヤの新しいギターはとってもいい音出してました。間奏ではドラムスティックを取り出して、ギターをスクラッチするだけじゃなくドラムにも参加していた。 最後は「1979」「★★★★」。「1979」は結構アレンジをいじっていて、ドラムのリズムの取り方が変わっていたり、合間にブレイクを挟んだり、最後のあたりがマーヤとケイゾウのツインヴォーカルになっていたりしてなんだか新鮮だった。 今回もマーヤタイムはなかったが、最後の曲で 「原始じーん!原始じーん!俺たちはモダーンだぜ!」 と謎のスクリームあり。「俺の声が聞こえますかー!」とも叫んでいた。 曲が終わり、「キングブラザーズでした、また会いましょう」の言葉とともにリーダー、和田君がはけた後、マーヤはせっかくの新しいギターにパイルドライバーを喰らわせてステージを去っていった。 あーあ、大丈夫かな、あのギター。 年末大阪で見た時、ライブ自体は全然悪くなかったんだけども、なぜか自分の中になにかが足りないようなモヤモヤ感が残ったままになっていた(たまたまこっちが疲れてたっていうのもあるんだけど)。 でも、このイベントを見てそんなのは一気にふっ飛んだ。すごく勢いがあって、見ているこちらが否応なしに引き込まれる力強さがあった。 ライブはじめがこんなに元気がよくてカッコいいキングで、本当に嬉しい!! 今年もライブに行きまくるぞ!と思ったいいライブでした。 これならもうちょっと後の方でやってもらいたかったな。 |
☆管理人から一言★ マーヤはある意味モダンですよね(笑)ぐふふ。曲目はあんまり変わっていないみたいですね。やっぱりもう少しいろんな曲やってもらいたい!頑張って欲しい☆ アレンジ変えた「1979」聴いてみたいです〜。 |