2004年 12月18日 渋谷チェルシーホテル
KING BROTHERS
レコ発ツアー
Lesson1,悪魔の暴力教室(あのデンジャラスビート講座、2004ページ目を弾きちぎれ)

KING BROTHERS/ROITAN

お江戸でキングを見るのは今日が初めて。東京のお客さんってどんな感じなんだろう…とワクワクしながら渋谷へと向かう。
田舎者の私は渋谷駅前で人酔い。なんでこんなに人が多いんだっっ!まっすぐ歩けないぢゃないかっ。変な宗教の人もいて怖い。うえーーん。
ビクビクしながら、相方さんのおかげで無事チェルシーホテルに到着。

今日は久々にマーヤ前を確保。開演前のフロアにはBXやBOSS HOGの曲が流れていて、先週のBXライヴを思い出してしまった。
リーダーの選曲に違いない。ふふっ☆

ほぼ定刻に客電が落ち、まずはROITAN。
ROITANレポは別ページにしようかと思ったけど、あえてここに書きます。だってジュン君だものっ!!
ニコニコしながら両手を挙げたジュン君が登場!ウヒャー☆★笑顔が変わってない…(泣)

私の目の前にはどーーんとジュン君のドラムセット。以前愛用していた青いロジャースではない。
ドラムセットにどかっとジュン君が座ると、シンバルで顔が隠れる。がーーん。
隣のタカちゃんと「シンバルよけて欲しいよなぁ…」と思わずぼやいてしまう。こんなに近くにいるのに顔がまともに見れないなんて悲しすぎる…。
しょうがないので腰を低くして見ることに。

相変わらずパワフルな叩きっぷり。しょっぱなからあのXポーズ!
出たーーーッ!!!鳥肌が立つ!!やっぱやばいよ、ソレ出されると…。
曲が進むにつれ、スティックがボロボロに。削れたスティックの破片がドラムの下に散らばっていく。「そろそろ折れるんじゃ…?」と思っていると、パッと交換。
でも、換えたスティックもボロボロ。意味ないじゃん(笑)
それから、何回かクルクルとスティックを回していたが、失敗して落とすことも。スティックさばきが少し衰えたか?

G.VoのJEFFもなかなか面白かった。途中関西弁で「ヘビ!ヘビ好きな人おる〜?」「ヘビ牧場行った事ある人おる〜?」と言って、客に「ヘビ牧場」コールを強要したり、「オッサンパワー!」という歌詞の曲を歌った後、「オッサンパワーある人おる〜?」と言ったり。笑えた。

とにかく本当に楽しそうなジュン君が見れて嬉しかった!!行くまでは「泣くかも…」と思って不安だったけど。
ROITANの音自体は普通のロックで、とても聴きやすく単純に楽しめました♪またぜひ見たい!!!

さて、お次はキング。3人が登場した途端、ムギューと圧迫されて動けなくなる。でも、先週のBX程じゃないからまだマシ。(比べるなよ…)
まずは「1981」から。チェルシーホテルは前方だと音が聴こえないと聞いていたが、本当にリーダーの歌が全く聴こえない。アチャー。口の動きで何言ってるのかようやく分かる程度。
私がティッシュで耳栓してたのも原因だと思うが…(私、鼓膜が弱いんです)。

最後のジャーンジャーンジャーン♪をカッコ良く決めた後、
「マーヤ君が歌います!」と紹介され「S.S.S.S」へ。
怒濤のようにスクリームしまくるマーヤ。いったん歌い(喋り)終わると、そのままマイクを客に向かって放り投げる。それをいちいちに行く拾うスタッフさん。ご苦労様です…。
私の手にも投げたマイクがゴツーンと当たり痛かった。何すんぢゃっコラー!

勢いの止まらないまま「Monster」。好きな曲なんだが、ライヴだとあまりにも音がグシャグシャしすぎて、イマイチしっくりこないと感じているのは私だけ?
音が良いハコでも、この曲のグシャグシャ具合は気になってしょうがない。この辺りから押されすぎて足が宙に浮いてくる。ヒャー。

そして、リーダーの頭が汗で膨らんで、クルクルボワボワ。ちょっと膨らみすぎてませんか(笑)まるでオバチャン。天然なのか本当にパーマかけてたのか…?
「ROITANにもう一度大きな拍手を!」
とリーダー。なんだか嬉しい!

リーダーが喋った後、「69」へ。
シンジ君が少し飛ばし気味なのが気になってしまう。リーダーは定番となりつつある(?)ジタバタダンスでお客さんを煽る!煽る!!!爆笑!!!いやー今日もジタバタっぷりが冴えてるなぁ。
マーヤはすでに汗だく。目を閉じてギター弾いてる姿がなんともセクシー。
汗と共に唾液が口からダラーーッと垂れてはまたスルーっと戻っていく(笑)何じゃそりゃ?それを何度も繰り返していて笑えた。かなり気持ち悪い図だけど、萌えてしまう私って…?(変態)

「Zeppelin」冒頭でシンジ君のスネアが破れる。ビローンと無惨に破れたスネアをポンと後ろに放り投げると、すかさず替えのスネアを持って来るスタッフ。
その間、マーヤのギターだけが静かに響き渡る。
マーヤと目を合わせながら、タイミングをみて叩き出すシンジ君。よかった、よかった復活したね☆
この曲は大好きなのだが、今日はイマイチ燃えてこない。なんで??
自分の中でなかなか着火してこないのがもどかしい…。身体は熱いのに、心はクールなんだよなぁ。
一方、マーヤは信じられないくらいの汗。スーツの裾からポタポタ落ちているし、頭を振る度にドバーッと汗が飛びまくる!
フレッシャーも汗まみれで弾くのが大変そうだ。こんなに汗だくになっている姿はあまり見た事が無い。凄いな…。

照明が赤(オレンジ?)1色から黒・白のモノトーンへ変化する。ガラッと雰囲気を変えて「Party」。
「ドロドロに溶けるまで愛しあいたいんだよぉ」の後、「キャーーッ」と黄色い声。
エーーット……………思わず苦笑。東京はケイゾウギャル多めですか?

「最もエロい男、和田シンジ!!」とリーダーが曲の途中でシンジ君を指さす。(本当にエロいのか?)
曲の後半でも「愛しあいたいんだよぉ」の度に黄色い声援。何だかなー(笑)
曲自体はカッコ良くて踊れたけど、黄色い声援に引いてしまった。

「白いアルバムの1曲目!魂を売り飛ばせ!」
やったー♪ワッサワッサと盛り上がる!!確かこのあたりで珍しくダイバー襲来。一旦前まで流れてはきたものの、そのまま後退していき沈没。あらあら、お気の毒…。
リーダーが「アンタも魂売り飛ばしてください!!!」みたいな事も言っていたような気が。
圧迫されてほとんどに動けないけど、無理矢理跳ねて頭を振る私。気持ちいい!!!

「新しいアルバムの2曲目!でっかいビートで踊ってください!!」
少し身体に余裕ができる。曲の中盤、シンジ君のドラムだけが響きわたる中、リーダーがまたしても一人でジタバタ(笑)
マーヤはギターを弾きながら、お客さんにニヤッと笑って手招きしてみたり。ツアーファイナルだからか、サービスいっぱい。見ていて楽しい♪

ライヴも後半にさしかかり、「マッハ倶楽部」へ。
かなり長めだったマッハ。今回のマーヤタイム一番のツボは、
「西宮ナントカー!……あれっ?(思いっきり素に戻る)……西宮ナントカーー!!!」
と一瞬素に戻って凄くマヌケな顔をしてる場面があった事。メチャメチャ爆笑!!!「あれっ?」ぢゃねーーよ!!!
その他、
「今日が最後の授業だぜっ!!」
「踊らない奴には容赦なくチョークが飛ぶぜ!」
「オマエら優秀だぜっ!!オマエらみんなオールA!!!」
「死ぬまでやるぜ!死ぬまでやるぜ!でも俺はまだ28!まだやれるぜー!まだバリバリやれるぜー!」
「いつも心にロックンローーーール!!!!」

そして、「カモンシンジ!カモンリーダー!!」とマーヤが後ろを振り返って2人を見た時、何故かリーダーが素ですごく笑っていた。楽しくてしょうがなかったのか?

この後、背面ダイブをかましたマーヤ。あまり後ろに流れず、すぐに戻ってきた。そのままステージに帰るのかと思いきや、柵の上で直立。
私はちょうどマーヤの股の間に顔が入る状態になりながら、倒れないように左足を支える。上から変な液体が落ちてきませんように…(笑)

ちなみに、その時穿いていたコンバースが新品の緑色ハイカットになっていてビックリ。いつ買ったんだ?!カ、カワイイ…☆
その後また頭からダイブしていたが、思いっきり客に刺さって足だけ出ていたのは笑えた。シンクロかよ!

そのまま休みなく「☆☆☆☆」へ。リーダーがあっという間にフロアに降りていく。
前方に詰まっていた客もそのまま後ろへ流れていき、フロア中央はグシャグシャで何がなんやら全く見えず。
マーヤはステージ上から、客に向かって「よけろ」とジェスチャー。
フロア中央に向かってキレイに花道ができたところでジャーーーンプ!!そのまま消えていく。スタッフ数人も客に手助けされながら柵を越え、フロア中央に必死で向かっていった。

私もその流れで後ろに行こうかと思ったが、人が多すぎて断念。シンジ君に向かって踊ることに。
さっきまで圧迫されて全然踊れなかった分、ここぞとばかりに踊りまくってあー楽しい♪
シンジ君も楽しそうに叩いているし、周りのお客さんもみんな笑顔!笑顔!!笑顔!!!なんて幸せな空間…☆★と踊りながらホワワ〜ンと浸る私なのでした。

曲の終盤、ステージに戻ってくる2人。スタッフも客に担がれるような状態で戻ってくる。
イケヤ君、目が血走ってすごい汗かいてる…ホンッットご苦労様ですねぇ(泣)

メンバー・客・スタッフまで汗だくになった後「メッセージ」。
冒頭で音を思いっきりハズしてしまう。うわぁ…やっちゃったなぁ。
リーダーは、シンちゃんに「もうちょっと」と言いながら、イントロをかなり長めに引っ張り曲に入っていく。
演奏はかなりボロボロ…グシャグシャ。でも、泣きそうな顔で滝のような汗を流しているマーヤの姿に、4月の大阪ワンマンの光景がかぶる。
なんだかこの雰囲気、あの時とよく似てる。必死で演っている3人を見ていたら、鼻の奥がツーンとして、胸から熱いものがこみあげてくるのがわかった。曲が終わっても、胸がいっぱいでなかなか動けなかった。

「最後の曲です!」とリーダーが叫び、「ルル」。
3人が真っ赤なライトに染まる。思わず「さぁ今日は何をするー!!」と拳を振り上げて歌う私。今まで以上にワッサワッサと盛り上がって汗だくになり、本編終了。

さてアンコール、若干飛ばし気味に「Let It」。
マーヤは疲れているのか、相当ヘロヘロのご様子。だ、大丈夫か?!
サクッと曲が終わり、「スパーボーイズ!」の声がかかった瞬間、思わず飛び跳ねて「ギャーーーッ!!!」と叫んでしまう私。やった!!やった!!!!嬉しい!!!!すごく聴きたかった!!!!
「さぁ早く走り出せー!」と大盛り上がり。リーダーと一緒に左手の中指もバッチリ立てる(笑)
マーヤはマイクを口にくわえたまま、マイクスタンドでギュインギュインギターをこすり、足は高速カクカクダンス。うわー狂ったカニみたい(笑)

またしても懐かしい曲「ソニックス」。
シンジ君とマーヤがすごく楽しそう。6X3ツアー以来聴いてないかも。懐かしさに浸っているうちにアッサリ終わり。
「ロックンローール!!!」とマーヤが叫び、3人は袖に引いていく。

まさかこのまま終わる訳ないよね?ツアーファイナルだし。終わってしまいそうな雰囲気だったので、我慢できず「まだ足りねぇぇぇーーー!!!」「もっと!!!」と叫びまくる。
しかし、「ハイ、終了しましたのでお帰りクダサーイ」と冷たく言われる。
皆から何度も「エェーーーー?!」の声。何がなんでもこれでは帰れない!!しかし、そのまま強制退去……。
ウ〜〜〜〜ン、チョット消化不良…かも。

その後、物販にジュン君がいたので皆で声をかけてみる。
ROITANのCDを買おうかどうしようか迷っていると、
「俺は参加してないけど、買って間違いないしー、みんながCD買ってくれんと俺がこれからレコーディングする金ないから!」
とのこと。商売上手だよ、あーた…。
思わず買ってしまった。ガッチリ握手もしてもらえて嬉しかったー☆

100%満足とはいえないツアーファイナルだったけど、汗だくになって頑張っていた3人の心意気はしっかりと受け止めました!

セットリスト
1.1981
2.S.S.S.S
3.Monster
4.69
5.Zeppelin
6.Party
7.魂を売り飛ばせ
8.Big Beat
9.マッハ倶楽部
10.☆☆☆☆
11.メッセージ
12.ルル

--アンコール--
13.Let It
14.スパイボーイズ
15.ソニックス


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