2005年 9月24日 神戸チキンジョージ KING BROTHERS PRESENTS 「王様のあなたを血祭りにあげる百の方法」 KING BROTHERS/THE HIGH - LOWS/HOWLING SETTA/THE SHOCKS |
この日は約4ヶ月振りのキング。東京・名古屋がとても好評だったみたいで、ファイナルの神戸に期待が高まる! この日の為に作った自作Tシャツで気合いを入れ、いざ神戸へ!! 神戸に着くや否や、いきなり原因不明の頭痛。ム?なんじゃこりゃ?しかし、我慢できる程度だったのでそのままチキンジョージへ。 開演約10分前に到着して中へ入ると超満員!すげぇ!熱気ムンムン。 とりあえずフロアの一番後ろで待っていると、ステージにマーヤが登場して前説を始めた。一番手のTHE SHOCKSを紹介。「奴等はココをスタジアムに変えるって言ってたぜー!」とか何とか。 初めて生で見る馬場様に期待大。しかし、私のいた位置からは物凄〜〜く見えにくかった……。がーーん。 音は想像していたよりも聴きやすく、ズシズシ迫ってくる感じ。中盤からは馬場神輿ができて、前方はワッサワッサと大盛り上がり。物凄い顔で客を煽る馬場様は圧巻! 一番後ろで見ててもかなりインパクトがあったから、前で見るともっと凄いんだろうな(笑) HOWLING SETTAの時はリーダーが一人で紹介。佐世保のバンドを紹介するのを意識したのか、何故か海軍風の帽子(THE SHOCKSメンバーのモノらしい)をかぶり、私服のヨレヨレシャツ(笑) 私は「これは何キャラだ?何のコスプレだ?!」とツッコミながら爆笑! 「去年ツアーした時に対バンして凄いカッコ良かったんで、ぜひ皆さんにも見てもらいたいです!」 と真面目に紹介。スーツじゃない時にしっかり喋ってるのって珍しいかも? HOWLING SETTAも全然見えず、音だけ聴いていた感じだったが、演奏してる姿を見ながら聴けた方がもっと堪能できたと思う。いかにもリーダーが好きそうな感じの音で、あれだけ大プッシュするのも分かる。 「じゃあ、次はシンちゃんかな〜?」と言っていると、ハイロウズの時はケイゾウ&マーヤが登場。あのう、シンちゃんは?(笑) 「ハァ〜イ!!」と先程の格好のまますでにリーダーキャラに入っている。私服でリーダーキャラになってるのを見たのは初めて。 「奴に紹介してもらいましょう!」とマーヤに振り、客と一緒に「GO! HIGH-ROWS GO!」と絶叫するマーヤ。一気にフロアがヒートアップして凄かった! 客電が落ちると同時に、階段のあたりにいた人達が一気にフロアへ。温度が一気にあがって、後ろで軽く身体を動かしているだけでも汗が出てくる。 前方では熱気で天井から水滴が落ちてる程。やっぱり盛り上がりがハンパじゃない。楽しく踊っていたら、あっという間にハイロウズは終了。 汗だくのハイロウズファンが、後方へ民族大移動。ここぞとばかりに前に突っ込んでいき、ど真ん中の前方3列目あたりを確保できた。(ありがとう!ハニー☆) 前方の野郎率の高さにビックリ。これは始まったら凄い事になりそうだ。 待っている間、気にしないようにしていた頭痛がまた強くなってしまった。私はいつもキングの前には胃が気持ち悪くなるという症状が出るのだが、頭痛は初めて。過度の緊張&興奮からきてるのしれない。これから暴れようって時に…(泣) セッティングの為、シンちゃんとマーヤが出てくる。なんだかマーヤのギターが変だ。あの水色フレッシャーのヘッドが何故か赤いのである。 いつのまに赤くなったのか…謎。すごく違和感があった。 本番さながらにドラムを叩くシンちゃんの音が身体に響いてきて、客が盛り上がる。思わずあちこちから拍手が。いい雰囲気だ! そのままいつものようにキングが始まるのかと思いきや、なんとステージに出てきたのはヒロト!!一気に後ろから物凄い圧迫が来る。 (↓ヒロトのセリフ提供:ハニー☆多謝!) 「いつもフジロックだろうが、サマーソニックだろうが、いつも自分の出番が終わったら帰っちゃうハイロウズだけど、 今日はチキンジョージにいます。 何かが僕を引き止めます。 ソレが何なのかがもうすぐわかるでしょう。 」 「僕にもみんなにもロックンロールに未来があるのかはわかりません。 でも、ロックンロールの“今”を見せてくれるバンドが今ココに来てます。 みんなはドアを開けなくてもいいです。 ドアを開けるのはコイツらです。みんなは飛び込んでいってください!」 「いくぞーー!!!キングブラザーーズ!!!」 ヒロトの感動的な紹介で、3人が登場!! マーヤの絶叫と共にルルが始まる。凄まじい圧迫の中、挙を必死にあげる。 「御来場ありがとうございますぅ!!最ッ高にサンキュウだぜーー!!!」 とマーヤのスクリーム。こ、こちらこそ……。すでに圧死寸前の私。 しかし、曲の勢いが凄い。音が明らかにグレードアップしてて、気合いがひしひしと伝わってくる。 ☆☆☆☆でもマーヤのアクション&スクリームは絶好調。スクリームが終わる度にマイクを客席に投げる。 その時の、お客さんとスタッフさんのマイク拾って→セッティングまでのチームワークが見事に合っていて感心(笑) なんだかマーヤの眼がものすごくヤバイ光を放っている。こんな本気モードのマーヤってしばらく見てない!『気を抜いて見てたら殺される』とゾクゾクしてきた。 正直、キングを見て『殺される』と思った感覚は物凄く久し振りだ。と、同時に眼ヂカラに萌え…。カッコ良すぎ。 69で若干圧迫がゆるんだので、半歩後ろに下がる。 「俺がどんなに叫んだって、きっとアンタには聴こえないんでしょぉぉ!!!」 と身を乗り出し、後方を指差して絶叫するリーダーの気迫がすごい。リーダーも本気モードだ。 曲の後半からBigBeatへと流れていき、マーヤはギターを弾きながら、ネクタイをゆるめてニヤリ☆と不敵な笑い。ギターが冴えまくってる! 「ギター2本とドラムが1台!マイクが2本!いまこの場所でアンタと共に鳴らしてるんだぁ!アーユーレディーーッッ???アーユーレディーーッッ??」 その後のマーヤのギターソロも、いつもと違ったアレンジで新鮮。この辺りだったか、もっと後だったか記憶が曖昧だけど、リーダーがマーヤの方を見ながらニコッと凄くいい顔で笑っていたのも印象的だった。 「この曲いってみましょう!スーパーX!!!」 とリーダーが叫ぶと同時に、嬉しくて思わず「ギャーーー!!!」と叫んでしまう。 動ける範囲で飛びまくり!この日のスーパーXはすごく歌がしっかりして、演奏にもキレがあり、シンちゃんになってから演ったスーパーXの中ではダントツに良かった!!私も思わず一緒に「くさっちまうまえに!!」と絶叫。 確かこの曲の中盤でダイブ。 皆がマーヤに殺到してもみくちゃになり、私の周辺は将棋倒し状態に。意識が一瞬飛びそうになる。あまりにも危険な状況になってきたので、じりじりとリーダー側に避難。このままだとホントに死ぬ。 リーダー側に移動し終えたところで、一旦演奏が終了。 と思いきや、「もう一度〜!!」というリーダーの叫びで、スーパーXもう一回転。 ヒ〜〜!こっち側に来ると余裕があったので、踊り狂って絶叫する。音のひとつひとつが刺さって来るみたいだ!!凄い!!! そのまま間髪入れずマッハへ。確かこの曲でマーヤがスピーカーに登り、足を組んで「命」のポーズをしてた筈。あぁ緑のコンバースが眩しい……☆ マーヤタイムの冒頭で、 「俺は男性の方が好きです!」と問題発言(笑) あんまり私の妄想を広げないでくださいネ……。 「満員御礼ありがとう!!すげー人だぜ!」 「そこに西宮に通じるでっかいブラックホール作るぜー!!」 とかなんとかしばらく叫んだ後、 「THE SHOCKSに敬礼を!」 「HOWLING SETTAに敬礼を!」 「ハイロウズに敬礼を!」 と叫び、皆でビシッと敬礼。いやー楽しい!終盤で、 「王様の地位はまだ譲れねぇぇ!!」と叫んでいたのがシビれた。 「ロックロールで完璧さっ!ロックロールでパーフェクトッッ!」 「全員にファッキュー!!!!!」の叫びで、一気に高速回転。 もう頭は真っ白に。 そして1981。何故かリーダー側最前にいた人はみんなボケーッとしている。私はワッサワッサとお祭り騒ぎ。でも飛ぶ度に頭がズキズキ痛い。頭で鐘が鳴っている。もっと飛びたいのに飛べね〜〜〜(泣) 「全然足りないんですよぉ〜全然足てりないんですよぉ〜!」 と言いながら、リーダーはフロアに降りる体勢に。オッ、来るな?と身構える。 「照明全部つけてくださぁい!皆さんの顔がよく見えるように全部つけてください!!」 と指示して客電をつけさせた後、「道をあけてくれっ!」と言いながらフロアへ。後ろに下がり、円陣の一番外側に行く。 いつもよりきれいに円陣にならず、今にも押し潰されそう。リーダーの邪魔にならないように踏ん張るのがやっとだ。 「マーヤ!マーヤ!」とリーダーが呼ぶものの、マーヤは客に弄ばれてなかなかたどり着けない様子(笑) 「マーヤ!!マーヤッ!!マーーーヤ!!!こっち!!!(怒)」 とリーダーがイラついてきた頃、やっと円陣の真ん中に到着。いらっしゃいませ〜。 「神戸のロックを見せてくださぁい!!!」とリーダーが叫び、再び1981スタート!私はマイクスタンドを支えながら踏ん張る。しかし様子がおかしい。リーダーのギターから音が出ていない?! 「俺のギターが聴こえねぇっ!!」 とお怒りになるリーダー。客をかきわけ、慌ててスタッフが飛んでくる。ここで黒のグレッチにチェンジ。 その間、マーヤとシンちゃんで演奏をもたせ、しばらくセッティングした後、リーダーのギターの音が鳴り響いた。「行こぉぉ!」と気合いを入れ直して、再び! 私はマイクスタンドを支えながら、落ちそうになっているマイクを持って、リーダーのお口からズレないように調整する。いや、調整というよりはマイクを食べさせているような感じに近いかもしれない(笑) かみつくようにして歌うリーダーの歯グキからは血が滲んで痛々しい。しばし至近距離で歯グキをじーっと観察…(怪しい)。 いつもより円陣が狭いうえ、いつ崩れてもおかしくない状態なので、リーダー&マーヤのギターが顔や手に当たりまくって痛い。邪魔してスミマセン…。 しばし盛り上がった後、マーヤが突然ダイブ!あまりに突然の事で皆が支えきれず、落ちそうになる。 私の頭にも思いっきりマーヤの右足が降ってくる。ギャ〜? そのままなんとか持ち上げて、神輿状態でマーヤはステージに戻っていった。リーダーも客と一緒にステージへ大移動。 円陣ができている間はフロア前方に空きができていたのかと思っていたが、圧迫は全く緩まず、フロア前方もかなり苦しかった様子。 マーヤのギターが「メッセージ」のフレーズを奏でる。 「西宮のキングブラザーズ!アンタの住んでる街の隣から来たぁ!最後の曲聴いてくださぁい!」 と叫び、歌い出すリーダー。じっくりと聞き入る。3人の音がじわじわと滲みてきて、ちょっと切ない。 リーダーは半泣きのような顔をして歌っている。それを見ていたらこっちもまぶたのキワまでジワッと…。。 「ありがとう!ありがとう!!」と何度も客席に叫んでいたのが印象的だった。 このまま終わる訳がない。そのまま待機してアンコールを待つ。それほど時間を置かず、また3人が出てきてくれた! 「もう1曲だけやらせてくださぁい!俺達を代表するこの曲!魂を売り飛ばせ!!」 わー嬉しい!!最後の大暴れとばかりに盛り上がり、拳をあげる。 「ブルースが欲しくてたまらねぇ!!ブルースが欲しくてたまらねぇ!!」 と叫ぶマーヤ。 その後、この日初めてのマトモなメンバー紹介と、「素晴らしいバンドを紹介しよう!もう一度拍手をくださぁい!」と各バンドの紹介。 「誰でもロックを手にすることができるぅ!誰でもロックを手にすることができるぅ!!」 と身を乗り出して叫ぶリーダーの言葉がすごく印象的で、勇気づけられた。 そのまま最後まで全力でブッ飛ばして終了。 『いいライヴを見せてくれてありがとう』という気持ちでいっぱいになり、私は何度も「ありがとーっ!ありがとーっっ!!」と最後に叫んでいた。 ヘトヘトになって外に出ると、なんとジュン君が!!!ギャ〜〜〜?! 相変わらず素敵な笑顔でたたずんでいた。見に来てたんだな〜。 昨年の12月の時と変わってなくて、なんだか嬉しくなってしまった。 今年見た全ライヴの中でも、確実にブッちぎり1位のライヴだった!!! このイベントに参加できた事に感謝。すっかり血祭りにあげられたぜ……。 セットリスト |