2002 RISING SUN ROCK FESTIVAL★レポ! |
8月15日。生まれて初めて乗った飛行機で酔いながらも、はるばる来たぜ!北海道!飛行機での救いは、劇場で上映中のポケモンの映画やってた事と(さすが全○空!ピチューとソーナノ激カワ!!)、お姉さんの笑顔だな。航空会社のお姉さんって、みんな美人だにゃ〜。ゲヘ。 到着してから早速、札幌駅にて北京ダックさんと合流し、札幌観光へ。道庁や時計台といったおなじみのコースを巡った後、タワレコにエゾの写真展を見に行く。写真の前でいちいち「あぁ、民生〜」「あぁ、マーヤ〜」「あぁ、岸田〜」などと言いながら写真を触りまくる私。「やめなさいっ」と言いながら、思いっきり北京ダックさんは引いていた(笑)ホント、北京ダックさんお世話になりました。おみやげが素敵すぎでした(笑) 夜からは名古屋のビリー君、東京のアベちゃん、タカオちゃんと合流して飲み会。(前夜祭?)この飲み屋で食べたじゃがいもがメチャクチャ美味しくて、『アァ…北海道に来ているのね!』と実感した私(笑)2日間頑張ろうね☆と皆で親睦を深め、ホテルに戻るとすでに1時。フェスへの期待に胸をふくらませながらそそくさと床についた。 8月16日。快晴。携帯のアラームが鳴る1時間前には目が覚めてしまった。予定よりも少し早めのシャトルバスに乗ると、会場付近はすでに大渋滞。シャトルバスはスムーズに流れているのだが、一般車の数が半端じゃない。フェスのデカさを感じるなぁ…。 12時過ぎに会場着。つ、ついに来たぜぇぇぇーーー!これからどんな2日間が待っているんだろう…と、どきどきしながらゲートに入り、リストバンドと地図&タイムテーブルを書いた紙をもらう。開場したてで、まだがらがらだ。日射しは強いが、風がなんとも心地よい。眠くなっちゃうな〜〜〜ほげ〜〜……。
ってゆーか!ほげ〜としている場合ではない。早く他のメンッヴァー(ケイゾウ風)と連絡を取らなければ。と電話してみるものの、携帯がすでにつながらない(泣)うそ〜〜ん!!頼むよ!!オイ!!6、7回電話してやっとつながった。テントの場所を確認し、すぐ設営に行く。 1日目はフェス全体の雰囲気を楽しむことにポイントを置いて行動することに。早速ご飯タイムじゃー!ということで、チキンステーキ、焼きとうもろこし、塩ラーメンと次々に食べまくり。う、美味すぎる!!どれもハズレ無し!!ご飯は2日間いろんな物食べまくったけど、本当にハズレは1つもなかった。 その後、Hit&Run(民生やスパゴーの所属事務所)のテントでキックターゲットをやって商品ゲット☆しーの、アーステントの横にあるわらで遊びーの、In The Soupに3回も遭遇して写真撮りーの、とライヴ見なくても十分楽しかった。
さて、そんなこんなですでに夕刻。皆はTOUCH-MEを見に行き、私はSNAIL RAMPへ。 皆で「スパゴー一緒に見ようね!」と決めていたので、アーステント入り口まで戻りひたすら待つ。待っているうちにスパゴーが始まってしまい、入り口から遠目に見ながら踊る。カッコエェ〜☆早く中に入って暴れたいよぅ!結局スパゴーをやっている間に会えたのはアベちゃんだけだった。皆で踊りたかったなぁ。
8月17日。今日も快晴。またしても、携帯のアラームが鳴る前に目が覚める。6時起床。 チェックアウトする為の荷造りをすませて朝食をとる。明日の朝まで頑張る為に、ごはんとみそ汁!日本人は、やっぱりコレでなくっちゃね〜。はっきり言ってエゾの為に作ったような自作の「SELL YOUR SOUL!」Tシャツを着て、さぁ出発!!始発のシャトルバスに乗り、会場へ。 到着後、テントへ行くとまだ誰も来ていなかった。15分くらい後になって3人が到着。ビリー君とアベちゃんはニートへ、私とタカオちゃんは民生へ行くことに。「じゃ、後程キングで!!」と別れ、サンステージに急ぐ。
サンステージ入り口周辺はスタンディングとレジャーサイトの入場待ちで、気が遠くなりそうな程の長蛇の列。しかし、うまく前列に入り込み(笑)11時の開場とともに、最前目指してダッシュ!!タカオちゃんのおかげで、なんと最前がゲットできた!ステージ向かって左側。ねぎ坊の真正面だ。日射しは強かったが、気温はそれほど高くなく、風も心地よい。快適快適♪と思っていたら、隣でタカオちゃんは「暑い……」とぐったり。この日は昼12時を過ぎた段階で、すでに日射病で倒れた人が何人もいたらしく、会場ではしきりに「日射病対策を!」とアナウンスが流れていた。民生が始まる前にも、私の斜め後ろにいた男の子が「気持ち悪い…」ってセキュリティーのお兄ちゃん達に担がれていってたし。 午後1時、民生が始まった!キャーーー今年初めてのタミちゃんだわぁぁ!!赤いTシャツで髪が普通っぽい茶髪になってて、ちょっと安心。だってぇ……1ヶ月くらい前にTVで見た時は失敗したベッカムヘアーみたいな感じでぇ〜、超ショックだったんだもん!まぁ、タミちゃんは、ヒゲ無し黒髪が一番カワイイけどねぇ!! ……それはさておき(笑)1曲目はいきなり新曲。この日は他2曲くらい新曲があったんでビックリ。久々にワンツー佐藤も見れて、タカちゃんと2人で「ワンツー!ワンツー!ワンツー佐藤♪」とノリノリ(笑)「花になる」「荒野を行く」も演っていた。新曲含め、なんか今日の選曲はちょっと地味かな?「荒野を行く」は北海道の地にとても似合う曲だとは思うけど。 「CUSTOM」はかなり感動。やっぱりいつ聴いても泣けるこの曲。拳を高く振り上げて、「届いてるぅぅーーー?」と一緒に歌う。最高だよーっ!イェーー!その後、最後は「人の息子」!!メチャクチャ嬉しい!!飛びまくりたいが、うまく動くことができず、拳を必死に振り上げる。「ものすごぉぉ〜〜〜〜〜〜〜く♪」のところで、両手を挙げながら口をガバーーッと開けて歌っていたら、なんと私の真正面にカメラがやってきて、アホ面をばっちり撮られてしまった。ガビーーン。あのアホ面、どこかに使われるのかなぁ……怖いけど見てみたい(笑) 民生が終わると同時に、タカオちゃんは一足先にアーステントへと向かった。私はのんびりと(すんごい人波だったから、あまりのんびりではないけど)テントでひと休みしてから、アーステントへ向かう。 この後のキングレポはコチラ→★ キング終了後、4人で「お疲れー!」と乾杯!朝から何も食べていなかった私は酒、ジンギスカン丼、ラーメンと次々に食べまくり、飲みまくり。食べまくりながら、サイトに来てくださっている方々とも会う。 キングで魂がすっかり抜けてしまった私は、しばらくぼーーっとしたまま何もできなかった。 その時、スカパラ演奏中のサンステージから風に乗って、とっても聞き覚えのある曲が!!なんと「美しく燃える森」である。アーステントの向かいにあるスクリーン(サンステージの様子を流しているところ)へ走っていき、さっきまでのフヌケっぷりがウソだったように踊りまくる私。民生の顔がアップになる度、タカオちゃん、アベちゃんと3人で「キャァァ〜〜!カワイイ〜〜〜!!」と悶絶。多分、あそこのスクリーンの前で踊っていたのって私だけなんじゃ……?(汗)ビリー君も後で「メッチャ踊ってたねぇ…」と引いてたし(笑) PEALOUT終了まで、しばらくそこでナナさん、あやちゃん、まるこむさんと話をしつつ、まったりとしていたが、PEALOUT演奏中にビリー君が変な行動をしていた(笑)「アッ!」と何かを思い立って、走ってアーステントへ向かうも、3分も経たないうちに戻ってきて(いや、2分くらいだったかも)「若者のパワーに勝てなくて…」とぐったりしていたり、終盤再びアーステントへダッシュで向かい、1曲終わったらまた戻ってきて「いや〜ダイブしちゃった☆」と満足そうにしていたりと、即入場→即退場を2回もやっていてかなり笑えた。 その後、詳しいことは言えないが、私は非常に不愉快な気分になると同時に、非常にショックを受ける出来事が起こる。そのおかげで、楽しみにしていた井上陽水が1曲しか聴けないハメになる。でも、その1曲がどうしても聴きたかった「最後のニュース」だったのが救い。この曲が聴けてよかった!一緒にいたアヤトラさん、フミエさんと別れ、そのままUAへと向かう。 UAもすごい人だった。入場制限出るんじゃねの?と思った程。午後10時、夜の闇に赤いカーテンがふわふわと揺れるレッドスターフィールドにUAの歌声が響く。その瞬間、鳥肌が立った。すごく存在感があるけれど、どこか切ない歌声。 なんで、純粋に音楽を聴くことができない人がいるんだろう。姿なんか見えなくても、歌声を聴くだけで、こんなに感動することができるのに。私はただ、音楽が大好きで、大好きな音楽にまつわる情報とか、想いとか、それを皆と共有する為にサイトをやってきた。なのに、こんな嫌な思いをするくらいなら、サイトなんてやらなければよかった……。そんな事を延々考えていた。 怒りやら悲しみやらいろんな感情がゴチャゴチャになって爆発しかけていた私の心が、UAの歌声で救われた気がした。うつむいて目を閉じていた私は、顔を上げふとステージを見てみた。すると、ステージの真上に流れ星がスッと流れた。……もう私は半泣きでUAを聴いていた。 終了後、だいぶ冷えこんできたのでキムチ鍋を食べつつテントに戻り、最後の大暴れに備えてしばらく仮眠を取ることにした。
午前0時半、ゴイステを見る為テントを出る。外はすごく冷え込んでいて、私は長袖トレーナーの上にファー付きスゥェットを着て、さらにホッカイロを持って出かける。それぐらいしないといけないくらい、本当に寒いのだ。本当に今日は8月17日なのか?冬の寒さだよ…。 JUDEが終わる10分前くらいに、スタンディング入場口に到着。かなり人が多い。これからゆら帝まで最後の大暴れするぞぉ!!入場口の柵が開くと同時に一気になだれこみ、私はステージ向かって右側の後ろの方に陣取った。ゴイステを見るのは約1年振りだから楽しみだ! まずは、「駆け抜けて性春」から。相変わらずのブチキレっぷりが最高!スクリーンにミネタくんの顔がどアップになると、ちょっとビビる(笑)すでに目がイッちゃってるし〜!(いつものこと?)「銀河鉄道の夜」「佳代」「BABY BABY」「YOU&I」を演ってたかな?(私の記憶ではこれだけ…他にも何曲かやってたかも) やはり、ゴイステといえばミネタくんの独特のMCでしょう。ここで、憶えている限りのMCを書いてみたいと思う。 「僕には、戦争もテロもいらないのです。『キミ』という確かなモノを僕にください。『キミとボク』という確かなモノを僕にください!!」(YOU&Iの前フリ) 「ライジングサンロックフェスティバルを俺的に直訳すると……朝勃ちロックフェスティバル。」 「今、ここに集まっている女子全員に言いたいことがあります。キミのクラスにいる冴えない男。キミの隣の席に座っている冴えない男は、きっとキミの事が好きです。そして、毎晩キミを想ってオナニーしています。想像の中でしか、キミを汚すことができないんです。でも、きっとそういう男こそ、誰よりも優しい心を持ってます。高い服着て、キレイなカッコしてる奴が優しい男とは限りません。」 いい事言うなぁ、ミネタ君。より一層歌がしみわたるねぇ〜。久々のゴイステで踊り狂った後、ビリー君と合流してエゴラッピンを見る。知っている曲で演ったのは「くちばしにチェリー」だけだったが、すごく楽しめた。深夜2時というこの時間帯にぴったりの雰囲気。酒が恋しくなる(笑) エゴラッピン終了後、急に客が激減!!なんとスタンディングゾーンはがらがらに……。ビリー情報によると、「この後シークレットで、レッドスターフィールドにスカパラとチバ出るんだってさ」とのこと。それにしても、この客入りの悪さはどうなんだろう……エゴラッピンの時と比べると、3分の1くらいになっているのでは(笑) いよいよ、これで私達のエゾは終わる。思いっきり大暴れしなければ。午前3時、ゆらゆら帝国スタート。ピチピチの赤シャツ&赤パンの坂本氏。まるで赤い全身タイツを着てるみたい(笑)髪がいつもよりボワッとふくらんでいて、私は思わず『赤鬼?』と思ってしまった(笑) 1曲目はやはり!「午前3時のファズギター」!!絶対やってくれると思ったよぉぉ〜〜!しょっぱなから「ギャア〜!!」と大騒ぎ。坂本アクションも冴え渡り、回ったり飛んだり大暴れ。しかし、カッコ良くアンプに乗るはずが、キレイにすてーーんと転倒してギター破壊(笑)スタッフが出てきて必死に直すが、全く直らない様子。曲が中断してしまい、坂本氏「え〜〜ギター壊れまして………全くやる気がなくなりました。」しかし、その直後ギターから音が出て、「直った」と一言。「アゥッ!」とシャウトしながらまた弾き出す。「グレープフルーツちょうだい」「アーモンドのチョコレート」と飛びまくって踊って楽しい♪ しかし、ここでまた坂本氏「今の曲チューニング間違えてました…今日は早めに終わります。」どうしたんだ今日は?っつーか喋りすぎじゃない?(笑)新曲、「ラメのパンタロン」「ゆらゆら帝国で考え中」とさらに私は踊り狂ってブチキレていく。とにかく楽しくてしょうがない!!レッドスターよりも、絶対こっちの方が楽しいぞ!オリャアァァァー!そして、アクシデントはまだまだ続く…。 坂本「今度は弦が切れました……次で最後の曲にします。できたての新曲です。」と最後に新曲。この頃には空も明るくなってきて、うすい青紫色に。その雰囲気にとても合う曲だった。30分程のとっても短いライヴ。普通なら「金返せ!」って激怒するところだけど、メチャクチャ笑えたので許す。 テントに戻り、4人で興奮しながらゆら帝トーク。話しているうちに、だいぶ外が明るくなってきた。「もうすぐ朝日出るかも!外出てみようよ!」とテントから出てみると、雲が多く太陽がほとんど見えなかったものの、確かに日は昇っている。すっかり明るくなった空を見上げながら、皆、無言になってしまった。それぞれ、いろんな事を想いながらただじっと4人で空を見上げていた。
その時、タカオちゃんがふと「なんか、このままずっと夜が明けないと思ってたのに…明けちゃったね。」とつぶやいた。私達のひと夏の祭りは、終わりを告げたのだ。 テントを片付け、各自荷造りをすませ、BOOMの「中央線」がサンステージから流れてきたのを合図に、皆でゲートに向かって歩き出す。ゲートを出たところで流れ出したのは、なんと「星のラブレター」!「お願い!これだけは聴かせて!!」とゲートを出ているにもかかわらず、踊りながら歌う私とタカオちゃん(笑)あ〜いしてます〜好きにしてよ〜君にあいに〜ゆくよ〜〜♪最後にこの曲が聴けて良かったぁ!その後、記念撮影をして、皆でガッチリ握手をして別れた。
あまり振り返らずにずんずん歩いてバスに乗る。バスの中で少し泣きそうになったが、なんとかこらえた。札幌駅まで戻ると、駅の中はエゾ帰りの人ばかり。皆、構内で寝まくっていてなんかすごい光景。そこからすすきのに行き、お風呂屋さんに行くと、そこもエゾ帰りの客で大賑わい。店のおっさんが「ご覧になって分かるとは思いますが……皆さん来られてますよぉ」と少し迷惑そうな顔(笑)のんびりお風呂につかった後、着替えやその他の荷物を整理することにした。 荷物を全部出して、服をたたみ直したり、小物を入れ替えたりしているうちに、いろんな思い出が一気に蘇る。次の瞬間、すごい勢いで涙があふれてきた。こらえる間もなく、涙がぽろぽろと落ちてくる。…なんだよ、コレ……?人目も気にせず、その場で私はわんわん泣きつづけた。どうやら涙腺がブッ壊れてしまったみたいだ。お風呂屋さんを出てからも、札幌駅に着いてからも、電車に乗っている時も、空港でもずっと泣いていた私。電車の中ではけっこうたくさんの人が乗車していたので、周りの人はびっくりしていたんじゃないかな。一人窓際の席に座って延々泣き続けてたからな…。 帰宅すると、すでに晩7時をまわっていた。リストバンドを自分で切る事ができなくて、母上に切ってもらう。そこで、本当にフェスが終わったと思った。 翌日、泣きすぎたせいで、私のまぶたはものすごく腫れていた(笑) 2日間に味わったいろんな想いを、私は絶対に忘れないでいようと思う。最高の仲間達がいたからこそ味わえた、最高の時間。これは、私達4人だけの宝物。来年もまたあの場所に集いたいと思う。 ビリー君、アベちゃん、タカオちゃん、本当にありがとう。 そして、エゾでお会いした全ての人達にありがとう。 余談ですが……帰りの空港でベンジーとすれ違いました。メッチャ男前でした。 以上、エゾレポ終わり(笑) |